リトアニアのものづくりの街ヴィリニュスを探検♪

近年、バルト海に面した北欧のバルト三国(エストニア・ラトヴィア・リトアニア)が、ソ連からの独立した後に最先端のIT技術やアートなどのさまざまな面で注目されているのはご存知ですか?

2004年にEUに加盟したリトアニアは、過去にヨーロッパ最大の領土を誇った国であったにも関わらず、ポーランドやヨーロッパの強国たちに支配され続けてきた複雑な歴史を持ちます。

今日は「小さなローマ」と言われるエストニアの首都ヴィリニュスの、伝統的な職人たちと若手クリエイターがひしめくクリエイターズショップをご紹介します。

まずは「リトアニアってどんな国?」をおさらい

<出典> https://ja.wikipedia.org/wiki/ヴィリニュス#/media/ファイル:Vilnius_Cathedral_Exterior_2,_Vilnius,_Lithuania_-_Diliff.jpg

1990年にリトアニアを含むバルト三国がソ連から独立してからまだ30年弱ということもあり、日本人にはバルト三国はまだまだなじみのうすいエリアです。ですので、最初にリトアニアという国の成り立ちをご紹介します。

バルト三国の最南の国、リトアニアは、北にラトヴィア、南にロシアの飛び地とポーランド、東にベラルーシ、西はバルト海に囲まれた北欧の小さな国です。

今は小さな国ですが、リトアニアは15世紀にはポーランドと連合を組んだリトアニア大公国として現在のリトアニア、ポーランドの一部、ベラルーシ、ウクライナ、ロシアの一部にまたがる広大な領土を所有する北欧の大国でした。

しかし「凍らない港」の獲得に余念のないロシア帝国や、ロシアの南下を阻むポーランドやドイツにとって、交通や防衛の拠点として重要なエリアだったがために、その後この地域は強国の争奪の対象となりました。

特に第二次大戦ではソ連に侵攻され、その後ドイツ軍にも侵略を受けたあとに再度ソ連に制圧されるという他国からの徹底的な支配を受けた過酷な歴史を経験しています。

ヨーロッパの悲劇の国リトアニアですが、日本とリトアニアには実は深いご縁があります。

第二次大戦時、リトアニアのカウナスという街にあった日本領事館で、ドイツ軍が弾圧したユダヤ人たちに日本行きのビザを発給し彼らの命を救った日本人外交官がいました。

彼の名は「東洋のシンドラー」こと杉原千畝。カウナスの旧日本領事館は現在「杉原千畝記念館」として、ユダヤ人を救った杉原千畝の勇気ある行動を現代に伝えています。

<出典>http://www.sugiharahouse.com/jp/gallery-jp/exhibition-jp

長い歴史の中でポーランド、ドイツ、ソ連と隣国に支配され続けたリトアニアでしたが、首都ヴィリニュスはヨーロッパの数ある都市の中でも旧市街が最大級の規模で残っていることから「ヴィリニュス歴史地区」として世界遺産に登録されています。特にドイツの商人の影響を受けずに街が建設されたため、他の北欧の都市に多くみられるような天を突く重厚なゴシック教会の塔はありません。美しく柔らかな線を持つ優美なバロック様式やルネッサンス様式のカトリック教会や建造物が多く、他のバルト国家と違って明るく温和な街の雰囲気が感じられます。

世界遺産の街でありながらも地元のローカルの人たちの生活の場として活気付くヴィリニュス旧市街は、現在、伝統的な職人の工房と冷戦後の新しい社会の枠組みの中で台頭してきた若手のクリエイターたちが軒を並べて活動しています。

古き良き伝統と新しく革新的な作品が生まれる街ヴィリニュス、一緒にのぞいてみましょう。

リネンテールズ(Linen Tales)


<出典>https://www.linentales.com/

リトアニアの名産物といえばリネン。

もともとリトアニアを含むヨーロッパ北部の各家庭では女性の内職としてリネンの糸を紡ぐことが盛んでした。現在はリネンの糸はイタリアなど別の国から輸入されていますが、その糸を使ってリネン生地を生産する技術は、リトアニアの伝統工芸のひとつ。

Linen Talesでは、シンプルでハイセンスなベッドリネンやテーブルウェアを取り扱っています。

<住所>Stiklių st 4
https://www.linentales.com/

ドム ボウ タイ(Dom bow ties)

<出典>https://www.dombowties.com

スティクリュ通り(Stiklių st)にある、手作りでキュートなボウタイのお店。リトアニア伝統の模様がおられた帯で作られたボウタイはリトアニア土産にぴったり!男性用だけでなく、女性のアクセサリーとしても◎。

<住所>Stiklių st 6
https://www.dombowties.com

テラ リコグニータ(Terra Recognita)

<出典> https://www.terrarecognita.lt

テラとは大地のこと。このお店では、バルト海のストーンとシルバーを組み合わせたユニークなアクセサリーを扱っています。ロックでありながらもモダンでノーブルなデザインは、ユニセックスなアイテムとして人気です。

<住所> Stiklių st 7
https://www.terrarecognita.lt

セヌユ・アマトゥ・ディルプトゥヴェス(Senųjų amatų dirbtuvės)

<出典>http://www.seniejiamatai.lt

陶器、木工品、切り絵など政府が認定するリトアニアの伝統工芸職人たちの民芸品を扱うお店。品質のよいリトアニアらしいアイテムが手に入ります。

各職人の工房も併設されていて、作品を作る体験講座も人気です。

<住所> Stiklių st 10
http://www.seniejiamatai.lt

おわりに

いかがでしたでしょうか。

ものづくりの街、ヴィリニュスのクリエイターたちは、旧市街のスティクリュ通りからサヴィチアウス通りにかけて工房やギャラリーを構えています。思わず手にとってみたくなる一品に出会いに、リトアニアのヴィリニュスに行ってみましょう♪

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Writer: Nobuyo Kobayashi
DESIGNERS’ FRIDGE Official Partner

古き良きヨーロッパの街“ザグレブ”おすすめ観光スポット☆

東ヨーロッパのバルカン半島の付け根に位置するクロアチアの首都ザグレブ。ザグレブは小高い丘に立つ緑の豊かな街です。パリやロンドンのような大都市では無いけれど、多彩な様式のヨーロッパ建築が立ち並び、トラムが街中をのんびり走るゆったりした街。今日はザグレブで行ってみたいおすすめ観光スポットをご紹介します。

東西ヨーロッパとイスラム文化の交通の要所ザグレブ

クロアチアは地理的にみても文化や民族が行き交う重要なエリア。南にはギリシアから、東にはトルコから、アドリア海を隔てて東にはイタリアが、北にはオーストリア・ハンガリーからのルートが続いており、古くから人々の交流も盛んでした。このため、古代から中世に栄えたそれぞれの文化のスタイルが街に色濃く残る独特な街並みがあります。

ザグレブは、11世紀に当時のハンガリー王ラディスラヴがアドリア海へ向かう途中にカプトルの丘に教区を設立したところから都市としての機能をスタートさせます。その後、時代の荒波を乗り越えながら第二次大戦後はユーゴスラビア社会主義連邦共和国に組み込まれ冷戦下の東欧側にいたものの、民主主義が台頭し、1991年にクロアチアとして独立します。2013年にはクロアチアはEUに加盟し、首都ザグレブは「古き良きヨーロッパの面影」を残す街として多くのヨーロッパ人たちをとりこにしています。

ザグレブおすすめ観光スポット

それでは早速ザグレブの街に繰り出してみましょう。

市内の移動は基本徒歩で十分。ローカルの人たちに混じってトラムに乗って移動するのも素敵ですね。(ただし、ミロゴイ墓地に行く時にはバスかタクシーで!)イリツァ通りの観光案内所があるイェラチッチ広場から北が旧市街、南が新市街です。旧市街は小高い丘にあり、聖マルコ教会周辺に見所がいっぱい。新市街は碁盤の目状に道が整備されていて、博物館や美術館がたくさんあります。

イェラチッチ広場(Trg bana Josipa Jelačića)

<出典>https://ja.wikipedia.org/wiki/イェラチッチ広場#/media/ファイル:Zagreb_city_(1).JPG

首都ザグレブの中でも中心地。19世紀にクロアチア軍を率いたイェラチッチ総督の名前がついている広場だけあって、イェラチッチ広場に馬に乗った勇壮な総督の銅像がそびえ立っています。広場の横にある観光案内所でまずザグレブの地図を入手しておきましょう♪

ロトルシュチャック塔(Kula Lotrščak)


<出典>http://gkd.hr/kula-lotrscak/

イェラチッチ広場から西に向かって歩いて行くと短いケーブルカーがあります。ケーブルカーで登った先にあるのがザグレブの見張り塔、ロトルシュチャック塔。旧市街の小高い丘にさらに高い塔を立てて外部からの侵入を見張っていたんですね。毎日正午に打ち鳴らされる大砲の音にビックリしないように!

聖マルコ教会(Crkva sv. Marka)

<出典>https://ja.wikipedia.org/wiki/聖マルコ教会_(ザグレブ)#/media/ファイル:St_Marks_Church_Zagreb.jpg

ロトルシュチャック塔から北へ数百メートル、いかにもクロアチアらしいデザインの派手なモザイク屋根の教会は聖マルコ教会。もともとはロマネスク様式で建てられたものが、14世紀に礼拝堂とアーチがゴシック公式で建設され、19世紀末にはネオ・ゴシック様式に改築されて今のシンボル的な屋根に変わりました。文化の十字路だからか、いろんな建築様式がミックスされ、それもまた「ザグレブらしい」んですね。残念ながら内部公開はされていないので、外観のみの見学です。

石の門(Kamenita vrata)


<出典>https://en.wikipedia.org/wiki/File:Kamenita_vrata_W.jpg#/media/File:Kamenita_vrata_W.jpg

ザグレブは敵の侵入を避けるために旧市街を壁ではりめぐらした城塞都市でした。街に入るために6箇所あった門も、残るはこの石の門一つのみ。1731年に大きな火災があった際に、門の焼け跡から無傷の聖母マリアのイコン(絵)が見つかったというザグレブの奇跡のパワースポットエリア。今なお祈りを捧げる地元の人々も少なくありません。

トカルチチェヴァ通り(Tkalciceva)

<出典>https://es.wikipedia.org/wiki/Archivo:Tkalciceva,_Zagreb.JPG

石の門から東に進んでいくとトカルチチェヴァ通りにぶつかります。ここはザグレブのオシャレスポット。オープンテラスのカフェが立ち並んでいるので、歩きつかれた体に一休みのティータイムをどうぞ。

ドラツ青果市場(Dolac)

トカルチチェヴァ通りから一本東の通りに入ると見えてくるのが、赤と白のパラソルが目に鮮やかなドラツ青果市場。「ザグレブの胃袋」とも呼ばれ、近郊の農家が新鮮な野菜や食材を持ち込む青空市場です。朝8時からスタートし、午後2時には閑散としてしまう朝市なので、早い時間帯に向かうようにしましょう。一度見たら忘れられない派手なツートーンのパラソルをモチーフにした置物や雑貨が、周辺のお土産やさんで売っています。ザグレブの記念にどうぞ。

聖母被昇天大聖堂

<出典> https://ja.wikipedia.org/wiki/ザグレブ大聖堂#/media/ファイル:Zagreb_Cathedral.jpg

ドラツ青果市場の東に立つのは、ザグレブ大聖堂とも呼ばれる、クロアチアのカトリック教会の本山。1000年以上の歴史があり、クロアチアでは最も有名な建物として知られています。過去には異民族の侵略によって破壊されたり、侵略者ハンガリーの王を祀ることになったり、火災の被害にあったり、と、歴史の荒波を乗り越えてきたクロアチアの歴史を象徴する建物。建物自体もゴシック様式、バロック様式、に建て替えられた後、19世紀にはネオ・ゴシック様式に再度建て替えられています。

おわりに

ザグレブの観光ツアー、いかがでしたか。ザグレブは歴史的建造物は旧市街にコンパクトにまとまっているほか、新市街には美術館や博物館も充実している古き良き街。ザグレブでのんびりとした1日を満喫してみてくださいね。

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Writer: Nobuyo Kobayashi
DESIGNERS’ FRIDGE Official Partner

ドバイで買いたい!アラビアンなお土産☆

日本からヨーロッパに行く際の中継地として、また豊かでエキゾチックな観光スポットを持つエリアとして、ここ数年アラビア半島にあるドバイは質の高い観光エリアとして人気がでてきています。今日はドバイで買いたい、いかにもアラビアンなお土産をご紹介します。

ドバイは中近東エリアの中でも外国人が安全に過ごせる観光都市

ドバイはアラビア湾の入り口に位置するアラブ首長国連邦(U.A.E)の一首長国です。首長国「連邦」というだけあって、アラブ首長国連邦はアブダビ、ドバイ、シャルジャ、アジマン、ウム・アル・カイワイン、ラス・アル・ハイマ、フジャイラという7つの首長国があつまって1つの国を形成しています。

アラブ首長国連邦の中でもアブダビとドバイが飛び抜けて有名なのは、豊かな石油資源をベースに、首都アブダビにはエティハド航空の本拠地が、ドバイにはエミレーツ航空の本拠地があり、ハブ空港としてアジアとヨーロッパをつないでいる上に、それぞれの街が世界でも有数のリゾートタウンとして観光業に力を入れているから。特にドバイはアラビア半島随一のリゾート観光地として有名です。

中近東エリアはイスラム文化色が強い地域でもあり、外国人である日本人にはちょっと敷居が高いなと感じることはありますが、今回ご紹介するドバイは早くから外国人観光客を受け入れているだけあって、最も安心して滞在できるアラビア半島の国として知られています。

アラビアンな世界観を持つお土産類

ドバイのような大きな都市には大きなショッピングモールやスークと呼ばれる市場があり、アラビアンなお土産がたくさん売られています。スークでは値段交渉が必須。アラビアの世界で買い物上手になるには、1つの店だけでなく、いくつかの店を回ってものの相場をチェックしておくことと、まとめ買いで安くディスカウントすることです!

ラクダ(Camel)

アラビア半島といえば広大な砂漠。砂漠の移動にはかかせないラクダがかわいいぬいぐるみや置物として売られています。大きさも値段もさまざまあるので、気に入ったラクダをじっくり選んでみましょう。

アラブのお香(Arabic incense)


<出典> https://www.visitdubai.com/en/articles/oud-and-bakhoor

せっかくアラビア半島に来たなら、甘くエキゾチックな香りをお土産にしてみてはいかがでしょう。乳香(英語だとfrankincense)は様々なお香の中でも一番人気。実は紀元前40世紀(!)の時代から、この地方の乳香をエジプトでは神や死者に捧げる高貴な供え物としてきました。

デーツ(Dates)

アラビア半島でスイーツお土産といえばデーツ(ナツメヤシ)。デーツのドライフルーツはアラビア世界の定番土産ですね。大型ショッピングモールや空港でケース入りのデーツがお土産としておすすめ。デーツ入りのクッキーもあります。

ナッツ類(Nuts)

日本より断然安くてお買い得といえばナッツ類。種類も豊富です。量り売りをしているお店では味見をさせてもらえることが多いので、買う前に試食してみましょう。

ラクダミルク石鹸(Camel Milk Soap)


<出典> https://www.dayofdubai.com/news/expo-2020-dubai-ever-tried-camel-soap

高級石鹸であるラクダミルク石鹸はオーガニック製品として人気です。ラクダミルクはその昔、かのクレオパトラ女王も入浴時に使用していたとされる、保湿成分たっぷりのうるおいスキンケアとして有名です。

スパイス(spices)

鮮やかな色、スパイシーな香りはエキゾチック文化につきもの。スパイスを探している方は、スークやスーパーに行ってみましょう。サフランなど日本で買うと高いスパイスが格安で入手できちゃいます♪

香水&香水瓶(Perfume & perfume bottle)

<出典> http://classifieds.hotline.ae/table-layout/ad/shops-cosmetics-perfumes-oud,256/amouage-of-dubai-mall-at-dubai-mall,25308

ドバイにはエキゾチックな香りがたくさん。特に世界で最も高価な香水とされるアムアージュ(Amouage)はドバイ・モールで販売しています。日本では入らない貴重な香りを探しに行きましょう。また、個性的なガラスの香水瓶もお土産におすすめ。インテリアとして飾っておいてもすてきですね。

ジュエリー( jewelry)

ジュエリー好きなあなたはドバイのゴールドスークに行ってみましょう。アラビアンテイストのゴールドジュエリーは、ぜひチェック。 繊細で細やかな装飾品はファッションのアクセントとして映えること間違いなし。

おわりに

いかがでしたか?買い物天国としても知られるドバイでは、日本には無い個性的なグッズがたくさんあります。ドバイに来たら、エキゾチックなお土産を探してみてくださいね。

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Writer: Nobuyo Kobayashi
DESIGNERS’ FRIDGE Official Partner

現地で見たい♪フィンランドを代表するデザインたち

フィンランドといえば、日本から直行便で9時間半の、日本から最も近いヨーロッパの国です。
そして北欧デザインとして有名な家具や雑貨の国。

街を歩けば鮮やかでほっこりするデザインに出会えます。

今日はフィンランドを代表する人気のデザインブランドをご紹介しちゃいます♪

なぜフィンランドはデザインの国なの?

<出典>https://www.marimekko.com/com_en/

緯度が高い位置に国土が広がるフィンランドは、夏と冬とで日照時間が極端に差がある国です。

夏は白夜と呼ばれる太陽が沈まない明るい夜が来ますが、反対に冬は極夜と呼ばれる長い長い夜が待っています。首都ヘルシンキでは夏は22時過ぎまで外は明るいですが、冬は15時くらいにはもう暗い夜状態。

長く厳しい夜の時間を少しでも快適に過ごすため、フィンランドの人たちは家の中のインテリアにこだわります。

このため、優秀な工業デザイナーが数多くのインテリアデザインを生み出してきたんですね。

フィンランドの人気デザインブランドたち


<出典>https://company.marimekko.com/en/

それでは、フィンランドを代表するデザインブランドをご紹介します。

日本でも馴染みのあるデザインブランドたちなので、お部屋のインテリアにもぴったりあいます♪

マリメッコ(Marimekko)

<出典>https://ja.wikipedia.org/wiki/マリメッコ#/media/ファイル:11-07-29-helsinki-by-RalfR-054.jpg

マリメッコは日本でも大人気のテキスタイルブランドの一つですね。

マリメッコとは「小さなマリーのためのドレス」という意味で、大胆なデザインや鮮やかでキュートな色彩をモチーフとした世界的なテキスタイルブランド。

フィンランドの街中でも、マリメッコの生地を使った洋服を着ているおしゃれさんに出会うことができます。

代表的なデザインはウニッコ(UNIKKO)という、ケシの花のデザインですが、毎年デザイナーたちが新しいパターンを発表しているので、いつお店に行っても楽しいデザインたちを発見します。

マリメッコはヘルシンキ市内にも支店がたくさんありますが、マリメッコの世界を楽しみたいならマリメッコ本社の社員食堂マリトリにGO!

テーブルクロスやクッション、食器、ペーパーナプキン、と何から何までマリメッコ尽くしのカフェとオーガニックメニューがあなたを待っています♪

マリトリ(Maritori)
住所:Kirvesmiehenkatu 7
URL:www.marimekko.fi

フィンレイソン(FINLAYSON)

<出典>http://www.finlayson.jp

1820年にフィンランドで創業したフィンランド最古のテキスタイルブランドといえば、フィンレイソン。フィンレイソンのデザインは日本でも人気の北欧デザインとして知られています。

北欧の動物や自然をモチーフにしたデザインで有名ですが、中でもゾウのエレファンティ(ELEFANTTI)や「小さな植物」という意味のタイミ(TAIMI)といった、少しレトロでほっこりかわいいタイプのデザインが人気です。フィンランドを代表するキャラクター、ムーミンのデザイン生地があるのもフィンレイソンならでは。

FINLAYSON
<住所>Mannerheimintie 20, 00100 Helsinki, Suomi
<URL>https://www.finlayson.fi/pages/myymalat

アルテック(Artek)

<出典>https://www.artek.fi/jp/company

北欧インテリア好きな方なら、北欧デザイン界の巨匠ともいうべきアルヴァ・アアルト(Alvar Aalto)の名前を聞いたことがあるかもしれません。

20世紀の建築家にして工業デザイナーであるアアルトは、自身のデザインしたテーブルや椅子や雑貨を販売しているブランド「アルテック(Artek)」をたちあげており、今日でも価値のある北欧デザイン商品として人気を保っています。

ヘルシンキにはArtekストアの他、アアルトが設計したショップやレストランが残されており、アアルトのデザインを見ることができます。

Artekストア
<住所> Keskuskatu 1 B
<URL>https://www.artek.fi/jp/where-to-buy/artek-helsinki

アカデミア書店(Akateeminen Kirijakauppa)


<出典>https://www.discoveringfinland.com/fi/destination/akateeminen-kirjakauppa/

アカデミア書店(Akateeminen Kirijakauppa)
<住所>Keskuskatu 1, Pohjoisesplanadi 3
<URL>http://www.akateeminen.com

イッタラ(iittala)


<出典> https://www.iittala.jp

フィンランドの2大テーブルウェアブランドといえば、イッタラとアラビア。

ブランドロゴのiの字が印象的なイッタラは、日常使いにふさわしいシンプルで機能的なデザイン。世界中で愛されています。

イッタラが目指すブランドコンセプトは「サスティナビリティー」。サスティナビリティーとは持続可能な、という意味です。もともとガラス製品を作っていたイッタラは、いかに製品を大量生産するか、というセールスコンセプトでしたが、デザイナーを積極的に起用することによって品質やデザインを重視するようになります。

その結果、「長く日常で使える」製品にこだわるようになり、高品質で長く使えるブランドシリーズへと発展していきました。

高品質な陶磁器ブランドのイッタラの代表作は、なんといっても北欧デザイナーのカイ・フランクが発表したキルタ(Kilta)シリーズ。(後のティーマ(Teema))。

それまでの華美な装飾性の高い食器から、シンプルで重ねやすいモダンなデザインの食器を展開し、革新的なデザインとして一躍世界で有名になりました。

ヘルシンキ市内には、市内随一のイッタラ直営店があるのでぜひ行ってみましょう♪

イッタラストア・エスプラナーディ(Iittala Store Esplanadi)
住所:Pohjoisesplanadi25
URL:www.ittala.com

アラビア(Arabia)


<出典>https://www.designcentrehelsinki.com/jp/about/#!/アラビア

現在はイッタラグループの1ブランドであるアラビアですが、1990年にイッタラとともにハックマン社(現在の社名はイッタラに変更)に買収されるまで、アラビアはイッタラとフィンランドのテーブルウェア業界を牽引する別会社でした。

しかももともとはスウェーデンの会社がフィンランドに工場を作ったのが会社の始まりで、第一次大戦の影響でフィンランド企業になったという会社です。

アラビアブランドはシンプルかつモダンな高級陶器として有名で、ヘルシンキ郊外にはツアー見学ができる工場もあります。


<出典>https://ja.wikipedia.org/wiki/アラビア_(フィンランド)#/media/ファイル:Arabia_factory_building.jpg

工場には、陶磁器の制作過程を学ぶことができるツアーのほか、ここにしかないアウトレットも取り扱うファクトリーショップやデザインの歴史が展示されている博物館、そしてカフェ&レストランも併設。北欧デザイン好きにはたまらないテーマパークのような工場です。

約1時間の工場見学ツアーは事前に予約をしていきましょう。

工場予約サイト
https://www.designcentrehelsinki.com/jp/visit/#!/ツアー案内

おわりに

いかがでしたか。

見たことのある有名なデザインブランドが多かったのではないでしょうか。

フィンランドの首都ヘルシンキには他にもすてきなデザインブランドがいっぱい。あなたの気に入るブランドを発見しに行ってみてくださいね。

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Writer: Nobuyo Kobayashi
DESIGNERS’ FRIDGE Official Partner

自然派NZコスメの5つのキーワード♪

豊かな自然の恵みを生活に生かす国、ニュージーランド。

食べ物や衣類まで、生活に「ナチュラル」や「オーガニック」といった自然派キーワードがあふれています。
その中でも、女性に人気なのはデイリーで使う自然由来のコスメ類。

今日はそんなニュージーランドのコスメに欠かせない5つのキーワードをご紹介します♪

日本にも進出中♪ニュージーランドのコスメのベースになるキーワード

最近、日本にも進出したニュージーランドのコスメブランド「Living Nature(リビングネイチャー)」や「Trilogy(トリロジー)」。いずれも自然由来の成分を使った高品質な化粧品ブランドで日本人にも大人気ですが、ニュージーランドにはこれらのメーカー以外にもたくさんのコスメティックブランドがあります。

こうしたコスメは、ニュージーランド由来の自然成分がベースとなって開発されてきているんですね。値段はブランドによってそれこそピンキリですが、ニュージーランド特有のオーガニックコスメを探している時に出てくるキーワードを押さえておけば、いざ購入する時にその価値がわかるというもの。

ラノリン(Lanolin)

ラノリンというのは、羊の毛から採れる保湿効果の高いクリーム。さすが、羊の国ニュージーランドならではの自然の産物ですね。

ラノリンは羊のウールと羊の表皮を気候や環境から守る成分です。赤ちゃんのスキンケアや軟膏として使われており、保湿などの化粧品やヘルスケアなどでも使われています。

マヌカハニー(Manuka Honey)

ニュージーランドははちみつで有名ですが、マヌカハニーの名産地としても知られています。

オーストラリアやニュージーランドに生息しているマヌカという花の蜜が、マヌカハニー。

マヌカハニーは殺菌効果が非常に高いことで有名で、腸内の悪玉菌の活動の抑制や殺菌までも行うことができるのだとか。なんとピロリ菌治療にも効果があるとも言われる優れものです。風邪の引きはじめにはマヌカハニーのキャンディーが効くとも言いますよね。
食品としての栄養価も高いことでも知られるマヌカハニーですが、コスメとしては高い保湿効果が期待できるそうです。

キウィフルーツ(Kiwi Fruit)

ニュージーランドを代表するフルーツといえばキウィフルーツ。ビタミンCがたっぷりのキウィフルーツは、食べるだけでなくニュージーランドのコスメエレメンツでも大活躍しています。甘くフルーティーな香りにたっぷりと癒されてみてください☆

ロトルアの泥(Rotorua Mud)

火山国ニュージーランドの北島にあるロトルア湖一帯は、地熱が高く、温泉地や熱い泥池、間欠泉で有名な観光地です。

ロトルアの天然泥にはミネラル成分がたっぷり。お肌を癒して必要なミネラル成分を浸透させます。ロトルアの泥はハンドクリームやフェイスパックにも使われています。

ボタニカル(Botanical)

自然由来のコスメには、植物や花などの成分を抽出した天然ボタニカルも欠かせないキーワード。

ニュージーランドの自然で育った花のコスメが人気です。写真のようなルピナスが原料のオイルを配合した保湿クリームや、ポフツカワの花の成分を使ったフェイスパックなどが大人気です。

おわりに

いかがでしたか。

ニュージーランドでは、ナチュラルで高品質なコスメが比較的お手頃価格でゲットでき、しかもスーパーやドラッグストアでも手軽に買えるんです。

農業大国ニュージーランドの自然派コスメはなんといっても香りも良く、特に肌に優しい成分のため、多くの女性にお土産として選ばれています。

上にあげた5つの成分のほかにも、ニュージーランドにはアーモンドオイルやシアバター、ラベンダー、ローズヒップ、アイランドフラワーを使ったオーガニックコスメもたくさん♪

これだけ種類が豊富にあると、自分用にも欲しくなっちゃいますね。

コスメ好きなあなたは、ぜひオーガニックコスメ大国のニュージーランドでスキンケアにトライしてみてくださいね。

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Writer: Nobuyo Kobayashi
DESIGNERS’ FRIDGE Official Partner

NZの大地のお守り☆マオリのシンボルの意味

ニュージーランドの先住民といえば、約1000年前に南太平洋ポリネシア方面からカヌーに乗ってニュージーランドにやってきたマオリ族。

このマオリ族の文化を象徴するシンボルマークが現在もなおニュージーランドを代表するマークとしてアクセサリーやナショナルブランドにも使われていることはご存知でしょうか。

今日は大自然の島国ニュージーランドの息吹を感じるようなマオリのシンボルについてご紹介します♪

マオリの文化が今なお息づくニュージーランド

上にもあるように、マオリ族はニュージーランド人口の約14%を占める先住民です。太平洋ポリネシアにルーツのあるマオリ族の言葉や伝統はニュージーランドに根付き、ニュージーランドがイギリスによって西洋化された社会になってもなおマオリの言葉や舞踊、彫刻、織物、タトゥーといった文化が日常の生活の中で大事にされています。

たとえばハカ。ニュージーランドはラグビーの超強豪国ですが、ナショナルチームである「オールブラックス」は試合前に勇ましい舞踊「ハカ」を踊ることでも有名です。
ハカは、ラグビーだけでなく、お祝い事や客人を歓迎する儀式などでも披露されたりします。ニュージーランドに行ったらぜひマラエ(マオリの集会所)で生のハカで歓迎されてみてくださいね。

このように、ニュージーランドにはマオリの独特な文化が尊重され現代に残っていますが、そのなかでもファカイロと呼ばれる彫刻文化は、文字を持たないマオリの文化や価値観を現代に伝える役割を担っています。

マオリの彫刻は、男性の仕事によるもので、部族ごとにスタイルが異なるものの、自然界に根ざした共通のモチーフがあります。

代表的なニュージーランドのシンボルマーク

それでは早速代表的なシンボルマークを見ていきましょう。

多くのシンボルマークには自然を敬愛するマオリならではの意味があり、アクセサリーや道具、楽器、建物などに施されています。

最近ではニュージーランドの会社や商品のロゴマークにも使われているんですよ。

ティキ(Tiki)


<出典>https://en.wikipedia.org/wiki/Hei-tiki#/media/File:Pendanr_(hei-tiki)_LACMA_M.71.73.156_(1_of_2).jpg

人の顔のお面のようなシンボルマークのティキ。神様が生み出した「最初の人物」という意味です。

そこから「英雄」「先祖への畏敬」「出産」「子孫繁栄」「豊穣」の象徴とされています。
興味深いのは、マオリ族ではティキという名前ですが、同じ意味でハワイだとキィー、タヒチだとティーというように、似た名前で伝わっているということ。
古来から海をわたって人々の交流があったことを思わせるエピソードですね。

コル(Koru)

<出典>https://ja.wikipedia.org/wiki/コル#/media/ファイル:Koru_Unfurling.JPG

マオリではニュージーランドに多く生息するシダの葉は神聖な信仰の対象とされていますが、なかでもコルは、渦巻状のシダの新芽を意味するマオリの言葉とされ、「成長」「力」「平和」「新生」という意味のある吉祥の意味があります。

コルのマークは、ニュージーランド航空やラグビーのナショナルチーム「オールブラックス」のロゴマークとして使われていることでも有名です。


<出典>https://ja.wikipedia.org/wiki/コル#/media/ファイル:AirNZ_Koru.jpg

フィッシュ・フック(Fish Hook)


<出典>https://en.wikipedia.org/wiki/Hei_matau#/media/File:Hey_matey_001.jpg

ハワイアン・ジュエリーにもあるフィッシュ・フック。

フィッシュ・フックというだけあって、釣り針の形をしていますね。

釣り上げるとか、キャッチするという意味から「強さ」「健康や幸運をもたらす」「富」「旅の安全」という前向きのエネルギーを意味しています。

マナイア(Manaia)

<出典>https://en.wikipedia.org/wiki/Manaia_(mythological_creature)#/media/File:Pounamu_9.jpg

なにやら神秘的な形ですね。マナイアは、頭部は鳥、体は人間の形、魚の尾をもつマオリの神話上の生き物。地球上の人間の世界と精神の領域の間のメッセンジャーであり、3本の指は誕生、生涯、死の三位一体を表し、世界の調和を意味しています。

ドアや窓といった建築のデザインや儀式用の武器のデザインとしても使われていました。

ピコルア(Pikorua)


<出典>http://kohi-nz-gifts.ocnk.net/product/395

立体的にねじれているツイストデザインは、マウリの言葉でピコルア(pikorua)と言われます。

このデザインは、命と愛が永遠に続き融合していく様子を表しています。「友情」「愛情」「絆」という意味があるとされ、人と人との絆にぴったりですね。

買うときの注意点

<出典>https://www.newzealand.com/jp/feature/maori-arts/

神聖なマオリのシンボルは、ヒスイや骨を削ったボーンカービングなどに施され、アクセサリーとして売られているのでお土産にはおすすめなのですが、注意点があります。

それは、自分のために買ってはいけないということ。マオリのシンボルは、自分用に買うのではなく、誰かにプレゼントされるべしという言い伝えがあるそうです。

また、誰かにプレゼントする際は、数日から数週間自分に身につけ、自分の魂を込めてからプレゼントするのだそう。

ちょっとヘビーなお土産になりそうですが、大事なことは「大切なものには心をこめること」という意味では、日本人の文化にも通じるものがありそうですね。

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Writer: Nobuyo Kobayashi
DESIGNERS’ FRIDGE Official Partner

カナダ土産のマストアイテム♪メープルシロップの種類とグレード

今日のテーマはメープルシロップです。
カナダ土産といえばメープルシロップ。そう思ってしまうのは、メープル(かえで)の葉が赤々と刻印されたカナダの国旗が示すように、メープルの葉がカナダの豊かな自然の恵みを象徴しているからでしょう。

広い国土の中でも東部のケベック州はメープルシロップの最大の産地で、さまざまなブランドのメープルシロップが生産販売されています。

メープルシロップは、北米カナダに広大な原生林が広がるシュガーメープル(サトウカエデ)の樹液を煮詰めた、自然の甘味料。
春先の糖度の高いメープルの木の樹液をなんと1/40の量になるまで煮詰め、ろ過して不純物を取り除いたものがメープルシロップと言われています。

美容や健康に◎なメープルシロップ♪

自然の甘みメープルシロップは、実は高機能食品でもあります。

カルシウム、マグネシウム、亜鉛、カリウムといった健康には欠かせないミネラル類をバランスよく含んでいます。
また、ビタミン、アミノ酸、タンパク質、有機質、ポリフェノールも含まれていて、他の甘味料と比べてビタミンやミネラルの含有量は高くカロリーが低いというヘルシーな甘さであることが特徴。

煮詰める過程で殺菌され、着色料や添加物も含まれていないため、乳幼児に与えても安心な食品とされています。

自然の恵みをいかした、健康的なシュガーテイストのメープルシロップ。お土産として大人気なこともうなづけます!

シロップの種類とグレード

お土産やさんやスーパーに並んでいるたくさんのメープルシロップは、実は取れた時期により風味や味が大きく異なることから、カナダ政府が定めた5段階のランクに分かれていることをご存知でしょうか。

お土産に買うときは、ぜひラベルに記載されているグレードをチェックして使い道に応じて購入してくださいね。

一般的に採取時期が早いものほどシロップの色は透明度が高く白っぽいとされています。一番搾りってやつですね。これをNo.1エキストラライト(Extra Light)といいます。透明度は 75%以上。お茶もビールもメープルシロップも、一番搾りは希少価値が高く少しお値段お高め。

次にNo.1ライト(Light)は、エキストラライトよりほんのり黄身がかかったシロップです。お土産やさんで見かけることも多いランクで、透明度は60.5〜75%。砂糖の代わりに使うと良いでしょう。

No.1ミディアムは、もっとも一般的なランクで、透明度44〜60.5%。赤みを帯びた琥珀色の液体が特徴です。

一般消費の多いランクなので、スーパーでもよく見かけます。ホットケーキやスコーンやパンにかけて食べてるのに最適。

No.2アンバーはお店で見かけるメープルシロップの中でも一番濃いランクと思っていいでしょう。プリンのカラメルのような赤茶の濃厚な色をしています。味も濃厚で、お菓子作り用として人気です。

No.3ダークのランクは実はお店にはほぼ出回らない「最濃厚」なメープルシロップ。調理済食品のフレーバーやソースの隠し味などで使われています。透明度は27%以下のどろりとしたカラメル色。

オススメのメジャーなメープルシロップ

次に、お土産にぴったりのメジャーなカナディアンメープルシロップをご紹介します♪

ターキーヒル(Turkeyhill)

https://designers-fridge.com/wp-content/uploads/2020/09/05-2.jpg

カエデの葉っぱの形のボトルは各社そろえています。それにしても見た目も中身もカナダ土産にぴったりですね!

ターキーヒル社は、メープルシロップ業社のなかでもリーダー的な存在です。オーガニックのメープル商品も充実しています。

ジェイクマンズ(Jakeman’s)

1876年創業のジェイクマンズは、メイプルシロップ業社の中でも老舗のメーカー。オンタリオ州産のメープルにこだわって作っています。こちらもカエデ型のボトルがかわいらしいですね。

ギャニオン(Gagnon)


<出典>http://www.gagnon-jp.com/products/

ギャニオンという少し聞きなれないブランド名のメープルシロップは、フランス系カナダ人のギャニオン家が経営するファームブランドです。実はカナダで有名だけでなく北海道にも支店が出ているので、メープルシロップ好きにはご存知の方も多いのでは。

おわりに

いかがでしたか。

美味しそうなメープルシロップがたくさんありますね。他にもたくさんのメープルシロップメーカーがあるので、少量ずつお土産用ボトルを買って、味比べをしても楽しめますね。

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Writer: Nobuyo Kobayashi
DESIGNERS’ FRIDGE Official Partner

「バルト海の黄金」グダンスクで買いたい☆琥珀

ポーランドの北の都市、バルト海沿岸のグダンスクは琥珀(こはく)の名産地。
最近ポーランド観光が人気になってくるにつれて、グダンスクでの琥珀ショッピングの人気も上がってきています。

アクセサリーに、装飾に、漢方の薬に、香料に、昔から琥珀は貴重な資源として使われてきました。
今日は「バルト海の黄金」とも言われるグダンスクの琥珀についてご紹介します。

電気の由来にも?!古代から伝わる黄金色の化石


<出典>https://ja.wikipedia.org/wiki/琥珀#/media/ファイル:Colours_of_Baltic_Amber.jpg

黄金色の宝石としても知られる琥珀(amber)は、実は天然樹脂の化石だって知っていましたか?

琥珀とは、4000年以上前の木の樹脂が海底に堆積してできた「化石」の一種です。古くからバルト海沿岸で多く産出され、グダンスクとロシアのカリーニングラード州だけで世界の実に85%の琥珀を産出する、琥珀の一大生産地です。

そのうちグダンスクには世界の琥珀産業の80%が集結し、世界の純正琥珀製品のほとんどはグダンスク地方産と言われています。そう、グダンスクは琥珀の街なんですね。

このように琥珀は天然の化石資源ですが、樹脂の中に偶然虫や葉っぱが混入してしまったものは、宝石や装飾品として特に価値のあるものとされています。琥珀は「不死身」や「永遠」のシンボルとされ、珍重されてきました。人類における琥珀の利用は、なんと旧石器時代にまでさかのぼるのだとか!

古代ギリシア語では琥珀は太陽の輝きを意味する「エーレクトロン」と呼ばれていました。ちなみに、電気を意味する英語のelectricityは、琥珀をこすると静電気を生じることに由来してついた名称なのだそうです。電気と琥珀の思わぬ関係ですね。

琥珀は装飾品としてだけでなく薬としても用いられ、グダンスクでは古来より酒に琥珀を浸して飲んでいたそうです。東洋では漢方の薬剤としても使われると言いますから、東西を問わずにいかに琥珀が貴重で価値があるものだったかがわかりますね。

琥珀には、さまざまな色があります。最もよく知られている色は濃い金茶色ですが、琥珀の種類によっては黄色から明るいオレンジ、斑入りの緑までさまざまな色があります。

えっこれも琥珀なの?と驚くこと必至です。

グダンスクに行ったら行ってみたい、琥珀博物館

琥珀好きなあなたは、グダンスクに行ったらまず琥珀博物館に行ってみましょう。
グダンスク旧市街の表玄関にあたる「高い門」のすぐ近くにある囚人塔に、目指す琥珀美術館があります。

もともとこの囚人塔はその名の通り、約300年にわたって囚人を閉じ込めたり拷問したりする場所でしたが、現在では世界でも珍しい琥珀博物館として、琥珀の創作や加工技術などの歴史が展示されています。

また、歴史的に価値のある琥珀の小箱、祭壇、アクセサリー、カトラリーのほか、前衛的なアレンジでデザインされた現代の手工芸品やジュエリーが楽しめます。
琥珀好きにはたまらないアンバー空間で、色とりどりの琥珀を堪能してみましょう♪

Muzeum Bursztynu
住所:arg Węglowy 26, 80-836 Gdańsk

グダンスクで訪れたい、琥珀ストリート

<出典>https://en.wikipedia.org/wiki/Gdańsk#/media/File:2010-07-08-gdansk-by-RalfR-067.jpg

グダンスクには、観光客が集まるウォーターフロントのロングストールやアートギャラリーをはじめ、たくさんの琥珀専門店があります。
中でもオススメは聖母マリア教会から旧港に向かうマリアツカ通り(Mariacka)。別名琥珀ストリート(amber street)とも言われ、規模は小さいながら質の良い琥珀のジュエリーショップにたくさん出会えます。一軒一軒のぞいてお気に入りを見つけてみましょう。

グダンスクの琥珀ショップでの買い物にはクレジットカードが使えますが、多くのお店で商品を現金で購入すると10%の割引サービスがあるので、安く買うには現金購入をお勧めします。
ただ、現金を持ち歩く際にはくれぐれもスリにはご用心を。

<出典>https://www.jblamber.com

おわりに

残念なことに、お店で売られている全ての琥珀の商品が「本物」とは限りません。安い商品の中にはプラスチックの樹脂に色をつけて「琥珀」とうたっている商品もあります。
多くの店では、琥珀が本物であることを示すための証明書を添付してくれますが、実際に琥珀の商品を塩水の中に入れて信憑性を示してくれます。
もし、この商品が塩水の中で浮くならば本物の琥珀。もし沈むならフェイクですので、気に入った商品をチェックしてもらうようにお店に頼んでみてくださいね。

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Writer: Nobuyo Kobayashi
DESIGNERS’ FRIDGE Official Partner

赤毛のアンに会いに、プリンス・エドワード島に行こう♪

カナダのプリンス・エドワード島を舞台にした小説といえば、ルーシー・モンゴメリの超有名小説「赤毛のアン」シリーズ。日本でも愛読者が多いことで知られていますね。
東西に長いカナダの東の先っぽに位置する小さなプリンス・エドワード島は、アンの舞台に登場する場所や見所がいっぱい。

今日はアンの世界が広がる「世界で一番美しい島」プリンス・エドワード島をご紹介します。

忘れちゃった?「赤毛のアン」をおさらいしてみよう


<出典>https://www.princeedwardisland.ca/en/information/lucy-maud-montgomery-and-anne-green-gables

子供の頃に「赤毛のアン」を読んだことはあるけれど、内容は忘れちゃったな・・という方のために、ここで軽くストーリーをおさらいしてみましょう。

アンの物語は、実は11巻からなる長編ストーリー。一番人気で有名なのはシリーズ1作目の「赤毛のアン」(Anne of Green Gables)です。

物語は、痩せっぽっちで燃えるような赤毛の孤児の少女アンが、プリンス・エドワード島のアヴォンリーの村はずれに住むマシューとマリラという老兄妹に養子として引き取られるところからスタートします。

農家の働き手として男の子の養子を希望していたはずだったのに、迎えに行った駅でマシューを待ち受けていたのは、おしゃまでおしゃべりな少女アン。口下手で内気な兄のマシューはアンの空想がかったおしゃべりにすっかり圧倒されてしまい、手違いだと告げることができずにグリーン・ゲイブルスと言われる緑の切妻屋根の家に連れて帰ります。

妹のマリラはアンを孤児院へ送り返そうとしますが、アンの聡明で健気な様子に少しずつ心を動かされ、アンを引き取ることに。人生の老いじたくを始めた老兄妹の暮らしに、アンは明るさと希望をもたらしてくれたのでした。

マリラの友人のリンド夫人、アンの生涯の友となるダイアナ、そしてアンの赤毛をからかったことで絶交してしまうも後にアンを助けロマンスが生まれるギルバート。平和なアヴォンリー村の人たちを巻き込んで、アンは人生の様々なことを経験していきます。

このアンの暮らしを美しい自然に恵まれたプリンス・エドワード島の四季が彩り、アンの物語には欠かせないスパイスとなっているんですね。

赤毛のアンのファンには聖地化しているプリンス・エドワード島。行ってみたい!と世界中から観光客が押し寄せるアン・ワールドの舞台です。

プリンス・エドワート島の見どころをチェック

「赤毛のアン」の舞台となったアヴォンリー村は、実は架空の村。モデルとなった村はプリンス・エドワード島の中央エリアにあるキャベンディッシュ村と言われています。
キャベンディッシュ村は、教師になるためにアンが通ったクイーン学院のある町、シャーロットタウン(こちらは実在の町です)からバスやレンタカーで訪れることができます。

グリーン・ゲイブルス (Green Gables)

「赤毛のアン」といったらマシューやマリラの家、グリーン・ゲイブルス。緑色の切妻屋根と、白い壁のコントラストが美しい家です。
もともとは作者のモンゴメリの親戚が養女と暮らしていた家だったそうです。

敷地は現在カナダの国立公園となり、物語そのままに再現された家となっています。
レトロでかわいらしいインテリアも必見!下はアンの部屋です。いかにも年頃の女の子が住んでいそうな、かわいらしい部屋ですね。

個人的には、アンがダイアナにお酒と知らずに飲ませて泥酔させてしまったキッチンの「いちご水」のディスプレイに、思わずにやっと笑ってしまいます。

住所:Route.6,Cavendish
URL:https://www.pc.gc.ca/en/lhn-nhs/pe/greengables

バター・チャーン・カフェ(Butter Churn Cafe)


<出典> https://ja.foursquare.com/v/butter-churn-cafe/51ffacbb498e4fa192c80bf0

グリーン・ゲイブルスの敷地内にある、テイクアウト専門の夏季限定カフェ。
スコーンやクッキーなど、赤毛のアンツアーの休憩どころとしてはぴったり。
もちろん例の「いちご水」もオーダーできます。

住所:Route.6,Cavendish
URL:https://www.facebook.com/pages/Butter-Churn-Cafe/569865796511224

恋人の小径(Lover’s Lane)

<出典> https://www.pc.gc.ca/en/lhn-nhs/pe/greengables/activ/interpretation

空想癖の強いアンが名付けた、ロマンティックな散歩道。グリーン・ゲイブルズの裏にある美しい小径は約1kmほどの散策コースになっていて、お散歩にぴったり。木々の木漏れ日や鳥のさえずりを聴きながら、しばしアンやダイアナが過ごした世界に浸ってみましょう♪

輝く湖水(Lake of Shining waters)

<出典>https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Lake_of_shining_waters.jpg

太陽の光が湖の湖面にあたってきらきらと輝いているのをみてアンが名付けた「輝く湖水」。
プリンス・エドワード島国立公園にはいくつかの湖が点在しており、ツアーでも湖周辺を散策することができます。
赤毛のアンのファンにはたまらないプリンス・エドワード島の豊かな大地と美しい自然を目に焼き付けておきましょう☆

赤毛のアン専門店(The Anne of Green Gables Store)


<出典> https://annestore.ca/locations/

せっかくはるばると足を伸ばして赤毛のアンの世界に来たのだから、アンのグッズも買って帰りたいですよね。
キャベンディッシュには「赤毛のアン」が執筆された時代の建物を移築したアヴォンリー・ビレッジがあり、この中に「赤毛のアン」のオフィシャルグッズ店があります。アンのオーナメントやマグカップ、オルゴールといった少しレトロなアングッズを買うことができます。

おすすめはアンのおさげの髪がついた「おさげ付き麦わら帽子」!これであなたもアンになれます♪

住所:8779 Route 6, Cavendish
URL:https://annestore.ca

おわりに

いかがでしたか。

今回はアンの家があるキャベンディッシュをご紹介しましたが、ニューロンドン湾を挟んでグリーン・ゲイブルス博物館やモンゴメリの生家も見みどころがいっぱい。ぜひ、世界一美しい島プリンス・エドワード島のアンの世界を楽しんでみてくださいね。

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Writer: Nobuyo Kobayashi
DESIGNERS’ FRIDGE Official Partner

モロッコで買ってみたいエキゾチックなインテリア雑貨たち

北アフリカの北西に位置するモロッコは、国土の東側にサハラ砂漠、北側は地中海に面し、西側が大西洋に面している「イスラム圏の西の端の国」です。

イスラム圏の中でもフランスやスペインをはじめとする西欧諸国との歴史的繋がりが深く、イスラム圏の国としては比較的安全で、欧米でも多数の観光客がモロッコにバカンスに訪れています。

そんな砂漠と海に囲まれたモロッコですが、イスラムとヨーロッパの文化が融合した地域のため、洗練されたデザインの雑貨も多く、インテリアのアクセントとしてハイセンスなものも多く揃っています。ショッピング好きにはたまらない雑貨天国の一つですね。
今日は、現地で是非ゲットしたい!エキゾチックで魅力的なモロッコの雑貨をご紹介します。

バブーシュBabouche

バブーシュは、ここ数年、日本の雑貨屋さんや靴屋さんでも大人気ですね。

バブーシュとはモロッコの伝統的な履物で、かかとを潰してスリッパのように室内履きとして使ったり、もちろん屋外での履物としても使えます。

もともとは、羊の革で作られていたバブーシュ。日本で売られているバブーシュは、合皮で作られていたりします。キッチュでおしゃれな靴ということで人気のファッションアイテムになりました。

市場(スーク)でぜひお気に入りのバブーシュ探しをしてみましょう♪

ミントティー用のティーカップ tea cup

宗教的にアルコール類は飲まないモロッコでは、ミントの葉をお湯で煮出して角砂糖を入れる「ミントティー」が国民の日常の飲み物。

人が集まる場所には決まって熱々で甘々のミントティーが運ばれてきます。お湯で煮出されたミントの葉の、なんと色鮮やかなこと!

砂漠のように昼間暑くて夜寒い、といった激烈な環境の中では、不思議とミントティーの甘ったるさも美味しく感じるから不思議です。

ショットグラスのように小さな耐熱のミントティー用のグラスは、どれもカラフルで色鮮やか。ゴールドのラインで縁取りされた華やかなグラスが定番です。
どれも綺麗な色で目移りしちゃいそうですね。

アルガンオイルArgan Oil

<出典>https://press.fourseasons.com/marrakech/trending-now/shopping/

シミのもとになるメラニン生成を抑制することから美容業界でも人気のアルガンオイルは、

モロッコの南西部にしか生息していないアルガンの木の実の種から抽出された、希少価値の高いオイルです。

実は、アルガンの実は法律で人が採取することを禁じられており、採取方法はとっても原始的でユニーク。

周辺のヤギがアルガンの実を食べて、吐き出した種の中の芯を人間が採取し、その芯から絞り出したオイルがアルガンオイル。いかに貴重で希少価値が高いオイルかがわかるエピソードですね。美肌にこだわるトラベラーはぜひモロッコでアルガンオイルを買いましょう!

物入れBerber baskets

色とりどりのハンドメイドの小物ケースもまたモロッコらしいお土産の一つですね。思わずまとめ買いしちゃいそうです。

これぞアラビアン!といったような、キッチュでビビッドな色合いがたまりませんね。

小さいものであればバラマキのお土産としてもオススメです。何を入れようかな、なんて考えるのもまた楽しいですね。

革製品leather goods

モロッコは革製品がとっても安いことで有名です。

アイテムも多岐にわたり、財布や小銭入れからバッグ、クッション、帽子など、レザー製品好きにはたまらない品揃え。お気に入りの品を探してみましょう。

スークの路地には革をなめしていたり色染めしている工房があったりもしますが、独特な匂いがしますので、見学したいという方は匂いにご注意を。

おわりに

いかがでしたか。

見ていると欲しくなってしまいますね。

エキゾチックでカラフルなモロッコのインテリア雑貨は欧米でも人気で、室内のアクセントとしても一つあるだけで独特な個性と存在感を放ってくれます。

モロッコは日本に比べると物価もずっと安いので、スークで交渉すれば、キュートな雑貨が驚くほど安く手に入りますよ。

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Writer: Nobuyo Kobayashi
DESIGNERS’ FRIDGE Official Partner