Brand CONCEPT
世界を旅するモノづくり
Purpose
雑貨「らしさ」を次の世代に。
想いとジレンマ
戦後から高度成長期、失われた30年を経て、今日まで。
慢性的に足りない生活必需品が一通り満たされた後も、不便、不満、不安、不快の解消といった人間の利便性をより高めるモノを中心に供給が留まることはありません。
それら機能的なモノもいよいよ天井が見えてくると、今度は情緒的なモノの供給量が増えていく。
気づけばモノが溢れかえった社会となり、世界を見渡しても先進国を中心に廃棄ロスが社会課題に。世界中の政府や企業、学者、生活者らがそれらに対して解決の努力をしています。
けれども、関連して「雑貨」には問題がもう一つあると感じています。
本来の雑貨「らしさ」の喪失。
雑貨は、ファッション雑貨/服飾雑貨、インテリア雑貨、日用雑貨/生活雑貨等、多岐に渡りますが、雑貨の定義でもある「種々のこまごまとした」本来の雑貨は、もっと多様性があり、わくわくするものでした。
しかし、モノが溢れ、かつ慢性的な価格競争と材料高騰による消耗で余裕がない令和の時代、メーカーは独自に研究開発、小売/卸業者は工数をかけて仕入れするには、特に経営資源の限られた中小/小規模企業にとって容易ではありません。
同質性ある雑貨の増加。
その結果、比較的工数のかからない方法でもある、売れている商品をランキング等でリサーチし、類似した商品を製造販売、あるいは仕入販売する方へと流れてしまいがちです。そして、肝心な+αの付加価値をつける余裕・余力がないため、同じ顔ぶれの雑貨が巷に溢れてしまいます。
作る人、売る人、購入する人、幸せ不在。
消費者からすると代わり映えがなく面白みがなくなり、商品開発担当者も仕入担当者も、数字ありきの作業により本来の働き甲斐を感じられなくなります。
それがDESIGNERS’ FRIDGEが肌で感じている現在の雑貨業界の現場です。
想いの実現に向けて
買い手に
非日常の旅路で地場ならではのお土産に出会った時のわくわく感が想起される「世界を旅するモノづくり」をコンセプトに、沢山の雑貨の中に埋もれている個性のある雑貨を発掘し、その魅力とともにお届けします。
作り手に
経営資源不足により埋もれている個性的な雑貨ブランドが「本来の雑貨」を待ち望んでいる人たちの目に触れ、手元に届く環境を作ります。
売り手に
街の小売店が店舗の世界観に合う商品の仕入ができるように、また多くのお客様に商品をお届けできるように各種サポートをします。