一度は行ってみたい!!
ノスタルジックな町・台湾「九份」
行き方・楽しみ方完全攻略☆

木造の古い館にたくさんの提灯が灯るこの写真をご覧になった方も多いのではないでしょうか。
ここは台湾北部の山あいに位置する「九份」(キュウフン、台湾ではジョウフン)といわれる町の一角です。2001年公開の「千と千尋の神隠し」で湯婆婆の湯屋のモデルでは!?と一躍話題となり、今でも大人気の観光地です。

さぁ!いざ九份へ!!と決めたら、まずは行き方を考えましょう

行く方法としては4通りあります。

1.現地のオプショナルツアーで行く
2.タクシーで行く
3.電車で行く
4.バスで行く

「1.オプショナルツアー」は参加すれば現地に連れて行ってもらえるので楽ですが、料金が少し高めになります。日本語ガイドが付くので、初めての海外で不安・・・という方にはツアーだと安心ですね。
ツアー以外の個人で行くとしたら、「2.タクシーで行く」が一番楽です。道が空いていれば40~50分で到着するので、一番早く行くことができます。4人乗りで行けるので、家族連れの方や時間があまりない方にはおすすめです。ただ料金は交渉次第のところもありますので、1,000元(約4,000円)程度を目安として交渉しましょう。
「3.電車で行く」は、電車でも途中からバスに乗る必要があり、その乗り継ぎがうまくいかず余計に時間がかかったりする場合もあります。

今回は一番安価な「4.バスで行く」ことにしました。

ただバスで向かうと約1時間半かかるので、場合によってはタクシーや電車との併用もオススメです♪

バスはMRTの忠孝復興駅前から「1062」に乗車

停留所はMRT忠孝復興駅の2番出口を出たところにあります・・・・が、2番出口を出るとすぐにタクシードライバーさん寄ってきてしつこく勧誘されますので、そこは毅然とした態度でスルーしましょう!
バス停はいくつもありますが、路線番号は基隆客運の「1062」です。九份へ向かわれる観光客がずらっと並んでいたりするので、迷わず行けると思います。
向かった日は平日でしたが金曜日で夕方到着を目指していたので、大変混雑しており1本めのバスには満席で乗れず・・・
乗れなかったーーー!と思っても大丈夫!バスは平日でもだいたい15~20分(土日だと10~15分)の間隔で出ているので、少し余裕を持って向かえば焦らず行けます♪
バスの料金は忠孝復興駅から115元(約460円)でした。

バスはおつりが出ないので、ぴったり用意するか、プリペイド式の悠遊カード(easy card)を用意しておくと楽です。また九份は山あいにあるので天候が変わりやすく雨具を持っておくと安心です。(私はバス待ちの間にスコールのような雨にあいました苦笑)

バスに揺られること約1時間半。山々な景色から町へ。「九份老街」というバス停で下車。
夏休み真っ只中の8月の夕暮れ前と、大勢の人でにぎわっていました!!

九份の入り口「基山街」

九份の入り口とも呼べる「基山街」は、狭い路地の両脇に土産物屋や食べ物屋が所狭しとひしめき合っています。サンセットを見る茶屋に向かうまでの道中、そこでの食べ歩きがまた楽しいです♪

まずは九份名物の「芋団子」入りの豆花を。
夏で熱かったので、かき氷いりのものをチョイス!ちょうどいい甘さで、後味もさっぱりしていて美味しかったです!

階段をのぼっていく途中でこれまたおいしそうな物を発見!
「阿珠雪在焼」にあったピーナッツ粉にバニラアイスをのせたものをクレープ生地で巻いているお菓子。
暑い中階段をのぼって疲れている体にやさしく沁みるような甘さで、これまたクセになる美味しさでした!

九份のサンセットはお茶屋で

食べ歩きしているうちに、ちょうどよく夕暮れ時になってきました。
どこかのお茶屋さんでゆっくりサンセットを見ながらお茶を・・・と探しますが、同じ考えの方が多く満席続きでした。お茶屋さんは無理かなぁと諦めかけた時、1階は満席だけど一つ下の階なら空いてると言われ階段を降り進むと、そこの目の前には雄大に広がった山々と海の美しい景色がありました。

台湾ビールで喉を潤し、目の前の美しい風景をゆったり眺めていると、明るかった空がだんだんと暗くなり、町や家々にともる明かりが山々に浮かび上がり、遠くに見える地平線に沈む夕陽が一つの線となった何とも言えない幻想的な風景でした。

これぞノスタルジックな町☆九份

とてもゆったりと気持ちのよい時間を過ごし、お店をあとにしました。
お店を出ると一転、町全体に提灯の明かりが灯され、別世界へいざなうようにその明かりはゆらめいていました。細く長い小道はどこまでも続いているようにさえ感じました。

とはいえ、ここは町。細い道にも、普通に運搬車が通ってきて、逆にびっくりしました笑。

帰りのバスは大混雑!!

たっぷり九份を楽しんだぞ♪満足!満足!さぁて帰ろうかな!

と行きと同じ「1062」のバス停に向かうと、そこは長長長長長長~蛇の列っ!!!というかどこまで並んでいるの?とわからなくなるほどの大混雑。
ツアーのバスやタクシーで溢れかえっているため、所定の停留所にまでたどり着けないバスが、だいぶ手前でドアを開けるので、並んでいる列を無視して乗ってしまう乗客がわんさか!!

これは乗れない・・・乗れても何台バスを見送るのか、台北に戻ったら何時になってしまうかな?と思い、バス争奪戦は諦め、今回はタクシーで帰ることにしました

タクシーで快適に帰ると旅の余韻に浸れます

帰りのタクシーも並んでいましたが、うまいこと4人であいのりできたので相場の250元でした。台北発より高いのは「九份価格」ということで納得。ゆったりのシートで快適に、そしてノンストップで早く台北まで帰ってこれました!タクシードライバーさんや相乗りの方ともお話しをして和気あいあいな雰囲気で、「旅」の醍醐味も味わうことができました♪

終わりに

いかがでしたでしょうか?九份の旅を少しでも感じて頂けたら嬉しいです。
ここではお伝えしきれませんでしたが、他にも面白いお店、おいしい食べ物やお茶なども数多くあります。九份で1泊できるお宿もあるので、旅のスケジュールに組み込んでもまた素敵ですね♪
九份の幻想的な世界や美しさをぜひ体感していただきたいです!!
九份の旅を計画されている方のご参考にしていただけたら幸いです。