2007年に小説が完結し、映画も2011年に完結。シリーズが終わってもなお、いまだ人気の高いハリー・ポッターシリーズ。
言わずもがな、日本のみならず世界中でブレイクしたファンタジーの名作ですよね。魔法や冒険で子供向けのストーリーかと思いきや、実は複雑に張り巡らされた伏線や愛憎ふくめた人間(魔法使い)らしいドラマが織り成され、大人でも楽しめてしまうストーリーです。
私は小説も映画もコンプリートしましたが、特に映像だと、ハリーやロン、ハーマイオニーが活躍した名場面がビジュアルで楽しめますよね。
私も時折DVDを見返しています。
映像をもとに、大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンでも、ハリーの舞台がアトラクションとして楽しめますが、そんなハリーたちが活躍した名場面、実はイギリス全土で撮影されているのです。
となれば、「なつかしのアノ場面」、実際に行って見たくありませんか?
今日はそんなホグワーツ愛好家の皆さんに、イギリスのいくつかの撮影舞台をご紹介しましょう。
ホグワーツ特急に乗りたいあなたは、ココ!
キングス・クロス駅 / King’s Cross Station
<出典>https://ja.wikipedia.org/wiki/キングス・クロス駅#/media/File:Platform934-2014.JPG
ハリーたちのホグワーツ魔法魔術校に行くには、ロンドンのキングス・クロス駅から出ている「魔法使い専用のホグワーツ特急」に乗り込むのでしたよね。
人間の世界では、ロンドンからイングランド北部やスコットランドへ向かう列車が発着するターミナル駅です。
小説では、魔法使い専用の特急のプラットホームが「9と3/4番線」。
ストーリーでは、ハリーたちが荷物のカートを持ったまま壁に向かって突進すると、壁の中にひろがる世界ではホグワーツ特急の特急が発車を待っていました。
ということで、キングス・クロス駅に行きますと・・なんと、マグル(人間)の我々にもわかりやすいように「9と3/4番線」があるじゃあーりませんか!
魔法使いの世界に飛び込むか、人間界に留まるかは、あなたのご自由に。
魔法使い御用達のダイアゴン横丁はココ!
レドンホール・マーケット / Leadenhall Market
<出典> https://www.leadenhallmarket.co.uk
ロンドンのBank駅からすぐ近くにあるレドンホール・マーケットも、愛好家であれば訪れておきたいところ。ここは、ダイアゴン横丁の撮影ロケ地です。
ダイアゴン横丁といえば、魔法使いが使う魔法道具が売られている横丁でしたね。一角には魔法界唯一の銀行、グリンゴッツ魔法銀行もそびえたっていましたし、飛行用のほうきやクィディッチの洋品店、そしてあのオリバンダーの杖のお店もここに。双子のフレッドとジョージがホグワーツを中退してはじめたいたずらおもちゃの専門店もダイアゴン横丁にありました。
そんなダイアゴン横丁に入るためには、ロンドンにあるマグル(人間)用パブ「漏れ鍋」の裏庭にある壁の特定のレンガを杖で叩くんでしたよね!
くれぐれも、漏れ鍋に行ったまま帰ってこないってことがないようにお願いします。
ホグワーツの最寄駅、ホグズミード駅に行って見たいあなたはココ!
ゴースランド駅 / Goathland Station
<出典>https://en.wikipedia.org/wiki/Goathland_railway_station#/media/File:Goathland_station.jpg
ハリーたちがホグワーツ特急に乗って到着するホグズミード駅。
毎回ストーリーの前半と後半に出てくるホグズミード駅でのシーンは、イングランド北部、ヨークシャーのノース・ヨークシャー・ムーアズ鉄道のゴースランド駅で撮影されました。
蒸気機関車と雰囲気のあるすてきな景色を堪能できるとあって、観光シーズンは人がいっぱい。
イギリスで最大の国立公園の中を走る鉄道なので、のんびりと自然あふれる車窓を楽しむのもいいですね。
ホグワーツ校の大広間に行って見たいあなたはココ!
オックスフォード クライスト・チャーチ Christ Church, Oxford
<出典>https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ファイル:1_christ_church_hall_2012.jpg
ホグワーツ魔法魔術学校でも、ハリーたちがみんなでわいわいと食事をとったり、ペットのふくろうたちが郵便を届けに来てくれたり、ダンブルドア校長の訓示をみんなで聞いたり、数々の戦いがあったあの大広間。
あの荘厳で重厚な雰囲気の大広間の撮影地は、かの有名なオックスフォード。オックスフォードは街自体が大学の施設が点在しまさに「大学の中に街がある」というところですが、その中のクライスト・チャーチの大聖堂(グレートホール)があの大広間。実際に大学で食堂として使用しているためお昼時には一般公開されていませんが、時間によっては見学可能です。
大広間以外にも、ホグワーツファンの皆さんであれば「おおおおっ!ここは!!」と唸るスポットもありますよ。
ハリーたちが歩いていたホグワーツ校の回廊はココ!
レイコック・アビー / Lacock Abbey
<出典>https://www.nationaltrust.org.uk/lacock-abbey-fox-talbot-museum-and-village/features/lacock-on-screen
ハリーポッターのホグワーツ校内の場面でたびたび出てくる美しい回廊は、イングランド中部コッツォルズ地方のレイコック村のシンボル、レイコック・アビー。もともとは女子修道院として建てられており、現在は敷地内の庭園や博物館などが楽しめます。
回廊もすてきですが、古き良き時代の町並みが残るレイコック村を歩き回ってホグワーツの生徒気分を味わうのもいいですね。
映画で使われたスタジオのアトラクションを楽しみたいあなたはココ!
ワーナー・ブラザーズ・スタジオ・ツアー / Warner Bros. Studio Tour London
<出典>https://www.visitlondon.com/things-to-do/place/23035130-warner-bros-studio-tour-london-the-making-of-harry-potter
https://www.wbstudiotour.co.uk
10年にわたって撮影されたハリー・ポッターシリーズ。撮影で実際にセットを組んで使用されたスタジオを見学するツアーもあります。ロンドンから電車やバスで行けるほか、約7時間のバスツアーに参加するのも手ですね。
ホグワーツ特急やダイアゴン横丁などの精巧なセット、小道具、衣装など、ファン心髄の体験が待っています。ハリーたちが飲んでいたバタービールもぜひ試してみて!
おわりに
いかがでしたか。
ハリー・ポッターシリーズのパラレルワールドの作品の新シリーズ、ファンタスティック・ビーストも2018年11月には2作目が公開されました。
これを機に、ハリー・ポッターシリーズを見直して、ホグワーツが恋しくなったあなたは、ぜひイギリスに行って「本物」を見に行ってみましょう♪
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Writer: Nobuyo Kobayashi
DESIGNERS’ FRIDGE Official Partner