Home ■ Europeリトアニア リトアニアのものづくりの街ヴィリニュスを探検♪

リトアニアのものづくりの街ヴィリニュスを探検♪

by Designers' Fridge

<出典>https://ja.wikipedia.org/wiki/ヴィリニュス#/media/ファイル:Vilnius_Old_Town,_Lithuania,_14_Sept._2008.jpg

近年、バルト海に面した北欧のバルト三国(エストニア・ラトヴィア・リトアニア)が、ソ連からの独立した後に最先端のIT技術やアートなどのさまざまな面で注目されているのはご存知ですか?

2004年にEUに加盟したリトアニアは、過去にヨーロッパ最大の領土を誇った国であったにも関わらず、ポーランドやヨーロッパの強国たちに支配され続けてきた複雑な歴史を持ちます。

今日は「小さなローマ」と言われるエストニアの首都ヴィリニュスの、伝統的な職人たちと若手クリエイターがひしめくクリエイターズショップをご紹介します。

まずは「リトアニアってどんな国?」をおさらい

<出典> https://ja.wikipedia.org/wiki/ヴィリニュス#/media/ファイル:Vilnius_Cathedral_Exterior_2,_Vilnius,_Lithuania_-_Diliff.jpg

1990年にリトアニアを含むバルト三国がソ連から独立してからまだ30年弱ということもあり、日本人にはバルト三国はまだまだなじみのうすいエリアです。ですので、最初にリトアニアという国の成り立ちをご紹介します。

バルト三国の最南の国、リトアニアは、北にラトヴィア、南にロシアの飛び地とポーランド、東にベラルーシ、西はバルト海に囲まれた北欧の小さな国です。

今は小さな国ですが、リトアニアは15世紀にはポーランドと連合を組んだリトアニア大公国として現在のリトアニア、ポーランドの一部、ベラルーシ、ウクライナ、ロシアの一部にまたがる広大な領土を所有する北欧の大国でした。

しかし「凍らない港」の獲得に余念のないロシア帝国や、ロシアの南下を阻むポーランドやドイツにとって、交通や防衛の拠点として重要なエリアだったがために、その後この地域は強国の争奪の対象となりました。

特に第二次大戦ではソ連に侵攻され、その後ドイツ軍にも侵略を受けたあとに再度ソ連に制圧されるという他国からの徹底的な支配を受けた過酷な歴史を経験しています。

ヨーロッパの悲劇の国リトアニアですが、日本とリトアニアには実は深いご縁があります。

第二次大戦時、リトアニアのカウナスという街にあった日本領事館で、ドイツ軍が弾圧したユダヤ人たちに日本行きのビザを発給し彼らの命を救った日本人外交官がいました。

彼の名は「東洋のシンドラー」こと杉原千畝。カウナスの旧日本領事館は現在「杉原千畝記念館」として、ユダヤ人を救った杉原千畝の勇気ある行動を現代に伝えています。

<出典>http://www.sugiharahouse.com/jp/gallery-jp/exhibition-jp

長い歴史の中でポーランド、ドイツ、ソ連と隣国に支配され続けたリトアニアでしたが、首都ヴィリニュスはヨーロッパの数ある都市の中でも旧市街が最大級の規模で残っていることから「ヴィリニュス歴史地区」として世界遺産に登録されています。特にドイツの商人の影響を受けずに街が建設されたため、他の北欧の都市に多くみられるような天を突く重厚なゴシック教会の塔はありません。美しく柔らかな線を持つ優美なバロック様式やルネッサンス様式のカトリック教会や建造物が多く、他のバルト国家と違って明るく温和な街の雰囲気が感じられます。

世界遺産の街でありながらも地元のローカルの人たちの生活の場として活気付くヴィリニュス旧市街は、現在、伝統的な職人の工房と冷戦後の新しい社会の枠組みの中で台頭してきた若手のクリエイターたちが軒を並べて活動しています。

古き良き伝統と新しく革新的な作品が生まれる街ヴィリニュス、一緒にのぞいてみましょう。

リネンテールズ(Linen Tales)


<出典>https://www.linentales.com/

リトアニアの名産物といえばリネン。

もともとリトアニアを含むヨーロッパ北部の各家庭では女性の内職としてリネンの糸を紡ぐことが盛んでした。現在はリネンの糸はイタリアなど別の国から輸入されていますが、その糸を使ってリネン生地を生産する技術は、リトアニアの伝統工芸のひとつ。

Linen Talesでは、シンプルでハイセンスなベッドリネンやテーブルウェアを取り扱っています。

<住所>Stiklių st 4
<URL>https://www.linentales.com/

ドム ボウ タイ(Dom bow ties)

<出典>https://www.dombowties.com

スティクリュ通り(Stiklių st)にある、手作りでキュートなボウタイのお店。リトアニア伝統の模様がおられた帯で作られたボウタイはリトアニア土産にぴったり!男性用だけでなく、女性のアクセサリーとしても◎。

<住所>Stiklių st 6
<URL>https://www.dombowties.com

テラ リコグニータ(Terra Recognita)

<出典> https://www.terrarecognita.lt

テラとは大地のこと。このお店では、バルト海のストーンとシルバーを組み合わせたユニークなアクセサリーを扱っています。ロックでありながらもモダンでノーブルなデザインは、ユニセックスなアイテムとして人気です。

<住所> Stiklių st 7
<URL> https://www.terrarecognita.lt

セヌユ・アマトゥ・ディルプトゥヴェス(Senųjų amatų dirbtuvės)

<出典>http://www.seniejiamatai.lt

陶器、木工品、切り絵など政府が認定するリトアニアの伝統工芸職人たちの民芸品を扱うお店。品質のよいリトアニアらしいアイテムが手に入ります。

各職人の工房も併設されていて、作品を作る体験講座も人気です。

<住所> Stiklių st 10
<URL>http://www.seniejiamatai.lt

おわりに

いかがでしたでしょうか。

ものづくりの街、ヴィリニュスのクリエイターたちは、旧市街のスティクリュ通りからサヴィチアウス通りにかけて工房やギャラリーを構えています。

思わず手にとってみたくなる一品に出会いに、リトアニアのヴィリニュスに行ってみましょう♪

———————————————–

Writer: Nobuyo Kobayashi
DESIGNERS’ FRIDGE Official Partner