北アフリカの北西に位置するモロッコは、国土の東側にサハラ砂漠、北側は地中海に面し、西側が大西洋に面している「イスラム圏の西の端の国」です。
イスラム圏の中でもフランスやスペインをはじめとする西欧諸国との歴史的繋がりが深く、イスラム圏の国としては比較的安全で、欧米でも多数の観光客がモロッコにバカンスに訪れています。
そんな砂漠と海に囲まれたモロッコですが、イスラムとヨーロッパの文化が融合した地域のため、洗練されたデザインの雑貨も多く、インテリアのアクセントとしてハイセンスなものも多く揃っています。ショッピング好きにはたまらない雑貨天国の一つですね。
今日は、現地で是非ゲットしたい!エキゾチックで魅力的なモロッコの雑貨をご紹介します。
バブーシュBabouche
バブーシュは、ここ数年、日本の雑貨屋さんや靴屋さんでも大人気ですね。
バブーシュとはモロッコの伝統的な履物で、かかとを潰してスリッパのように室内履きとして使ったり、もちろん屋外での履物としても使えます。
もともとは、羊の革で作られていたバブーシュ。日本で売られているバブーシュは、合皮で作られていたりします。キッチュでおしゃれな靴ということで人気のファッションアイテムになりました。
市場(スーク)でぜひお気に入りのバブーシュ探しをしてみましょう♪
ミントティー用のティーカップ tea cup
宗教的にアルコール類は飲まないモロッコでは、ミントの葉をお湯で煮出して角砂糖を入れる「ミントティー」が国民の日常の飲み物。
人が集まる場所には決まって熱々で甘々のミントティーが運ばれてきます。お湯で煮出されたミントの葉の、なんと色鮮やかなこと!
砂漠のように昼間暑くて夜寒い、といった激烈な環境の中では、不思議とミントティーの甘ったるさも美味しく感じるから不思議です。
ショットグラスのように小さな耐熱のミントティー用のグラスは、どれもカラフルで色鮮やか。ゴールドのラインで縁取りされた華やかなグラスが定番です。
どれも綺麗な色で目移りしちゃいそうですね。
アルガンオイルArgan Oil
<出典>https://press.fourseasons.com/marrakech/trending-now/shopping/
シミのもとになるメラニン生成を抑制することから美容業界でも人気のアルガンオイルは、
モロッコの南西部にしか生息していないアルガンの木の実の種から抽出された、希少価値の高いオイルです。
実は、アルガンの実は法律で人が採取することを禁じられており、採取方法はとっても原始的でユニーク。
周辺のヤギがアルガンの実を食べて、吐き出した種の中の芯を人間が採取し、その芯から絞り出したオイルがアルガンオイル。いかに貴重で希少価値が高いオイルかがわかるエピソードですね。美肌にこだわるトラベラーはぜひモロッコでアルガンオイルを買いましょう!
物入れBerber baskets
色とりどりのハンドメイドの小物ケースもまたモロッコらしいお土産の一つですね。思わずまとめ買いしちゃいそうです。
これぞアラビアン!といったような、キッチュでビビッドな色合いがたまりませんね。
小さいものであればバラマキのお土産としてもオススメです。何を入れようかな、なんて考えるのもまた楽しいですね。
革製品leather goods
モロッコは革製品がとっても安いことで有名です。
アイテムも多岐にわたり、財布や小銭入れからバッグ、クッション、帽子など、レザー製品好きにはたまらない品揃え。お気に入りの品を探してみましょう。
スークの路地には革をなめしていたり色染めしている工房があったりもしますが、独特な匂いがしますので、見学したいという方は匂いにご注意を。
おわりに
いかがでしたか。
見ていると欲しくなってしまいますね。
エキゾチックでカラフルなモロッコのインテリア雑貨は欧米でも人気で、室内のアクセントとしても一つあるだけで独特な個性と存在感を放ってくれます。
モロッコは日本に比べると物価もずっと安いので、スークで交渉すれば、キュートな雑貨が驚くほど安く手に入りますよ。
———————————————–
Writer: Nobuyo Kobayashi
DESIGNERS’ FRIDGE Official Partner