ここ数年、日本でも大人気のオーガニック文化。
食事から衣服、といったリアフスタイルにも、身体や地球に優しく、健全な自然環境から有機農法で作られたオーガニックという概念がすっかり浸透してきていますよね☆
合理的で豊かな現代社会の中で、改めて自然と調和したオーガニックライフというムーブメントを起こしたのが、アメリカのサンフランシスコにある一軒のレストランだった・・ということはご存知でしょうか?
今日は、オーガニック大好きなあなたにピッタリの、サンフランシスコを中心としたオーガニックトリップをご紹介します♪
オーガニックレストランのザ・原点にして頂点☆「シェ パニース」
出典: https://www.facebook.com/111788775526516/photos/a.395037000535024/1103696683002382/?type=3&theater
サンフランシスコの郊外にあるバークレーにあるシェ パニース(Chez Panisse)は、「ローカル(地元で採れたもの)、シーズナル(季節の旬のもの)、オーガニック(有機農法で作られたもの)」がコンセプトのレストラン。
スローフードの界の重鎮、アリス・ウォータースがオープンさせた「オーガニックレストランの原点」とも言われるマストアドレスです。
地元のオーガニック農家から仕入れた季節の食材を、素材そのものの味で勝負するシンプルな料理で提供する、素朴ながらも洗練された佇まいのレストラン。
アリスのレストラン、シェ パニースには世界中からオーガニック料理や哲学を学びに来るシェフたちがやってきているんですよ。
アリスはレストラン経営以外にも、地元バークレーの小学校に、エディブルスクールヤードという「オーガニック野菜農園」を作り、子供達とオーガニックガーデンを作って、子供達が自ら栽培し調理をするという食育プログラムを通して、人と人を自然からできた食でつないだり、食と命の尊さを学ぶというオーガニックに対する哲学を全世界に発信し続けています。
ファーストフード全盛のアメリカの食文化を変えたシェ パニーズですが、行ってみると気さくな雰囲気にほっと心がなごむこと請け合い。
大人気のカフェレストランなので、事前に予約をすることをおすすめします。
Chez Panisse
1517 Suattuck Ave., Berkeley
最近話題のビーガン料理を思い切って体験するなら「ミレニアム」
出典:https://www.millenniumrestaurant.com
最近、日本でもちらほらと耳にするビーガン(Vegan)って知っていますか?
ビーガンというのは、簡単に言うと「野菜しか食べない」絶対菜食主義、純粋菜食主義者という人たちのこと。
ベジタリアンと似ているような印象ですが、ベジタリアンは「肉・魚は食べないが、卵や乳製品は食べる」に対して、ビーガンは「肉・魚のほか、卵や乳製品も一切とらない」という意味です。(ほかにも、ビーガンの中にも火を通さない生菜食、生肉を食べるローフーディストと呼ばれる人や、牛乳やチーズ、ヨーグルトといった乳製品は食べるラクト・ベジタリアン、といった人も様々いて、アメリカでは彼ら向けのレストランメニューも多くあります)
しかもビーガンの中でも、食だけにとどまらず、中には毛皮やウール、シルクなど動物を使用した製品(洋服、靴、鞄など)も使わないという徹底した動物殺生反対といった哲学を持った人々もいます。
アレルギー対策やダイエット目的でビーガンスタイルを取っている人もいれば、哲学的な生活習慣としてビーガンを取り入れている人も多くいます。
日本にいると、なかなかお目にかかることの少ないビーガン料理ですが、せっかくオーガニックの最先端のサンフランシスコですから、アートのようなビーガンを楽しんでみましょ。
ということでご紹介したいのは、サンフランシスコのビーガンレストランの中でも高級レストランと称されるミレニアム(Millennium)。
世界各国の野菜や、豆類や豆腐を駆使した斬新なメニューは、まさにアートそのもの。おしゃれでヘルシーなカクテルや動物性のクリームを使わないデザートなど、ビーガン料理に慣れていない人でも十分に楽しめるラインナップが揃っています。
高級レストランというだけあって、事前予約が必要。おしゃれをしてビーガンディッシュを楽しんでみましょう♪
Millennium Restaurant
5912 College Ave. Oakland
https://www.millenniumrestaurant.com
地産地消のおいしさやこだわりに触れる「ファーマーズマーケット」
出典:https://cuesa.org/markets/prospective-sellers
ウォーターフロントにあるフェリービルディングといえば、サンフランシスコの一大オーガニックエリア。ビルにはオーガニック系のショップやレストランが多数集結しています。
このビルディングに沿ったエリアで開催されているフェリープラザ ファーマーズマーケット(Ferry Plaza Farmers market)は、カリフォルニア州が認証している全米ナンバーワンのオーガニックファーマーズマーケットです。
地元の人だでなく、観光客や有名シェフやレストランオーナーも訪れる人気のファーマーズマーケットは、特に土曜日が大賑わい。新鮮な野菜や果物、パン、乳製品、ジャム、ジュース、肉、花、といった日常を彩る商品が並ぶほか、ヘルシーなスナックやオリーブオイル、ハーブやスキンケア製品といったお土産にもなるグッズが手に入るので、サンフランシスコのお土産選びにも使えますね!
マーケットという場所柄、現金とお持ち帰り用のエコバックはお忘れなく。
Ferry Building Market Place
Ferry Building, One, San Francisco
https://www.ferrybuildingmarketplace.com
ちなみに、このファーマーズマーケットは、地元で大人気のB級グルメの出店が立ち並ぶことでも大人気(火曜、木曜、土曜)。
オイスターやフィッシュサンド、ハンバーガーやロティ、ピザ、ジェラート、コーヒーやフレッシュジュースといったサンフランシスコならではのローカルグルメ料理が楽しめるとあって、たくさんの人で賑わいます。
出典:https://cuesa.org/markets/ferry-plaza-farmers-market
おわりに
いかがでしたか。
今やオーガニックシティとして全世界から注目されているサンフランシスコ。
アメリカを代表する大都会でありながら美味しく健康的な生活を送れる都市として、高い注目を浴び続けています。
サンフランシスコで元気で健康になれるオーガニックトリップを体験して、体も心も満たされちゃいましょ☆
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Writer: Nobuyo Kobayashi
DESIGNERS’ FRIDGE Official Partner