「バルト海の黄金」グダンスクで買いたい☆琥珀

ポーランドの北の都市、バルト海沿岸のグダンスクは琥珀(こはく)の名産地。
最近ポーランド観光が人気になってくるにつれて、グダンスクでの琥珀ショッピングの人気も上がってきています。

アクセサリーに、装飾に、漢方の薬に、香料に、昔から琥珀は貴重な資源として使われてきました。
今日は「バルト海の黄金」とも言われるグダンスクの琥珀についてご紹介します。

電気の由来にも?!古代から伝わる黄金色の化石


<出典>https://ja.wikipedia.org/wiki/琥珀#/media/ファイル:Colours_of_Baltic_Amber.jpg

黄金色の宝石としても知られる琥珀(amber)は、実は天然樹脂の化石だって知っていましたか?

琥珀とは、4000年以上前の木の樹脂が海底に堆積してできた「化石」の一種です。古くからバルト海沿岸で多く産出され、グダンスクとロシアのカリーニングラード州だけで世界の実に85%の琥珀を産出する、琥珀の一大生産地です。

そのうちグダンスクには世界の琥珀産業の80%が集結し、世界の純正琥珀製品のほとんどはグダンスク地方産と言われています。そう、グダンスクは琥珀の街なんですね。

このように琥珀は天然の化石資源ですが、樹脂の中に偶然虫や葉っぱが混入してしまったものは、宝石や装飾品として特に価値のあるものとされています。琥珀は「不死身」や「永遠」のシンボルとされ、珍重されてきました。人類における琥珀の利用は、なんと旧石器時代にまでさかのぼるのだとか!

古代ギリシア語では琥珀は太陽の輝きを意味する「エーレクトロン」と呼ばれていました。ちなみに、電気を意味する英語のelectricityは、琥珀をこすると静電気を生じることに由来してついた名称なのだそうです。電気と琥珀の思わぬ関係ですね。

琥珀は装飾品としてだけでなく薬としても用いられ、グダンスクでは古来より酒に琥珀を浸して飲んでいたそうです。東洋では漢方の薬剤としても使われると言いますから、東西を問わずにいかに琥珀が貴重で価値があるものだったかがわかりますね。

琥珀には、さまざまな色があります。最もよく知られている色は濃い金茶色ですが、琥珀の種類によっては黄色から明るいオレンジ、斑入りの緑までさまざまな色があります。

えっこれも琥珀なの?と驚くこと必至です。

グダンスクに行ったら行ってみたい、琥珀博物館

琥珀好きなあなたは、グダンスクに行ったらまず琥珀博物館に行ってみましょう。
グダンスク旧市街の表玄関にあたる「高い門」のすぐ近くにある囚人塔に、目指す琥珀美術館があります。

もともとこの囚人塔はその名の通り、約300年にわたって囚人を閉じ込めたり拷問したりする場所でしたが、現在では世界でも珍しい琥珀博物館として、琥珀の創作や加工技術などの歴史が展示されています。

また、歴史的に価値のある琥珀の小箱、祭壇、アクセサリー、カトラリーのほか、前衛的なアレンジでデザインされた現代の手工芸品やジュエリーが楽しめます。
琥珀好きにはたまらないアンバー空間で、色とりどりの琥珀を堪能してみましょう♪

Muzeum Bursztynu
住所:arg Węglowy 26, 80-836 Gdańsk

グダンスクで訪れたい、琥珀ストリート

<出典>https://en.wikipedia.org/wiki/Gdańsk#/media/File:2010-07-08-gdansk-by-RalfR-067.jpg

グダンスクには、観光客が集まるウォーターフロントのロングストールやアートギャラリーをはじめ、たくさんの琥珀専門店があります。
中でもオススメは聖母マリア教会から旧港に向かうマリアツカ通り(Mariacka)。別名琥珀ストリート(amber street)とも言われ、規模は小さいながら質の良い琥珀のジュエリーショップにたくさん出会えます。一軒一軒のぞいてお気に入りを見つけてみましょう。

グダンスクの琥珀ショップでの買い物にはクレジットカードが使えますが、多くのお店で商品を現金で購入すると10%の割引サービスがあるので、安く買うには現金購入をお勧めします。
ただ、現金を持ち歩く際にはくれぐれもスリにはご用心を。

<出典>https://www.jblamber.com

おわりに

残念なことに、お店で売られている全ての琥珀の商品が「本物」とは限りません。安い商品の中にはプラスチックの樹脂に色をつけて「琥珀」とうたっている商品もあります。
多くの店では、琥珀が本物であることを示すための証明書を添付してくれますが、実際に琥珀の商品を塩水の中に入れて信憑性を示してくれます。
もし、この商品が塩水の中で浮くならば本物の琥珀。もし沈むならフェイクですので、気に入った商品をチェックしてもらうようにお店に頼んでみてくださいね。

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Writer: Nobuyo Kobayashi
DESIGNERS’ FRIDGE Official Partner