パリのおしゃれエリア☆NOMA地区のおすすめ︎
雑貨屋さんめぐり

Photo by Nobuyo Kobayashi

観光スポットが多いパリですが、観光だけじゃなくおしゃれな雑貨屋さんめぐりもまた楽しいものですよね。
ここ数年の再開発で、すっかりエッジの効いたおしゃれスポットとなったパリの下町マレ地区から、少し北上した北マレ地区をNOMA(Nord Marais)地区といいますが、NOMA地区はブティックが立ち並び観光客が押しかけるマレ地区よりパリの生活感が垣間見える雑貨屋さんがたくさんあります。
また、NOMA地区を走るBoulevard Rechard Lenoir (リシャール ルノワール大通り)は夜間に屋外フードマーケットが立ち並び、Rue Oberkampf(オベルカンフ通り)にはリーズナブルなバーも多いことから、パリジャンのナイトライフも気軽に楽しめます。

今回は観光の合間にぶらりと、またはお土産を買いに、NOMA地区の雑貨屋さんをいくつかのぞいてみましょう!!

 

NOMA地区の起点はレピュブリック広場


Photo by Nobuyo Kobayashi

NOMA地区は、パリの中心地から少し北東エリアにあり、2区、3区、10区、11区の区境のエリアをさします。
このエリアを散策するには、Place de la Repbulique(レピュブリック広場)を起点にすると回りやすいでしょう。レピュブリック広場は大きな広場で、複数の大通りの起点にもなっています。
レピュブリック広場の地下はメトロのRepublique(レピュブリック駅)があり、地下鉄3号線、5号線、8号線、9号線、11号線が乗り入れているので、アクセスも良好です♪シャルル・ド・ゴール空港から直通で行けるGare d’Est(東駅)やGare du Nord(北駅)からも歩いてすぐです。

革命で国の歴史を塗り替えてきたフランス共和国(英語だとFrench Repubulic)の名前がついているレピュブリック広場は、実は数々のデモ行進の集合場所として有名です。(普段は比較的静かで落ち着いたすてきな公園スポットですが、広場に大勢の人が集まって何か叫んでたり行進をはじめたら、デモや集会が行われている可能性大ですっ!むやみに人の流れに入らず、治安には十分気をつけてくださいね。)

レピュブリック広場の中で、やあと右手を挙げている女性の銅像は、フランス共和国を象徴するマリアンヌ像といい、自由と革命のシンボルとされています。余談ですが、ニューヨークにいる有名な自由の女神像もフランスから送られたマリアンヌ像の一つです。

ちなみにこのマリアンヌさん、世界史の教科書にも出てきた、フランス革命の基本原則でもある人間の自由と平等・人民主権・言論の自由などが盛り込まれた「人権宣言」が書かれた碑銘板を左手に持ち、右手には豊かで平和の象徴でもあるオリーブの枝を掲げていますので、レピュブリック広場に行ったらマリアンヌ像をチェックしてみてくださいね。

NOMA地区のインテリアショップ

それでは、レピュブリック広場を起点に、NOMA地区のインテリアや雑貨屋さんをみていきましょう。

MERCI(メルシー)


Photo by Nobuyo Kobayashi

パリを代表する有名なインテリアショップといえばMERCI(メルシー)。
メルシー(フランス語で「ありがとう」)だなんて、なんて覚えやすくてイイ店名☆

レピュブリック広場からタンプル通りをバスティーユ広場に向かって歩いて行くと、大通りの名前がボーマルシェ大通りに変わります。
ボーマルシェ大通りに面している黒いファサード(玄関)のシックなお店に入って併設されたカフェを突っ切って中庭にすすむと、かわいらしい小さな赤い車とその先の本館がお出迎えしてくれます。大通りからは見えない、すてきな秘密基地Merciのはじまりはじまり。

Merciは、家具や食器、リネンやアパレルなどのすてきインテリア雑貨をとりそろえたセレクトショップ。建物1棟まるごとMerciなので、スケルトンの階段で店内のフロアをあちこち探検してみましょう。


Photo by Nobuyo Kobayashi

階段を上って行くとペンキで塗った屋根裏部屋のような空間に、ところせましと食器や家具が並んでいます。
フレンチシックな商品展開も多いMerdciでは、グレージュ系のカラー展開も得意。フランスらしいTシャツやタオルのお土産もここで揃います。
おもしろかったのは、照明器具。パーツとパーツを自由に組み合わせて自分ごのみのオリジナルの照明器具が作れちゃいます。ただ、電圧事情が日本と違うので、日本に持って帰ってそのまま使うのはおすすめしませんが、オブジェとして飾るならかわいいですよね。


Photo by Nobuyo Kobayashi

MERCI
住所:111 boulevard Beaumarchais 75003 Paris
URL:https://www.merci-merci.com/en/?___from_store=fr

 

Rougier & Plé(ロジエール エト プレ)


Photo by Nobuyo Kobayashi

生活雑貨の他にもフランスのアートや画材に興味がある人は、Merciからすぐのところにある、ロジエール エト プレをのぞいてみましょう。ロジエール エト プレは、フランス全土に商品展開をしている雑貨屋さんです。

こじんまりとした店内には、ポップでカラフルな食器や生活雑貨の他、、画材やエスプリのきいたアートな小物がたくさん並んでいます。遊び心のある生活雑貨全般を扱っているので、見ていて飽きない品揃え。お土産にもいいですね。
私のお気に入りは、キッチュでかわいいコート掛け。これだったら日本にお土産に買って帰って部屋のインテリアに活用できますよね。帽子とセットにかけたり、帽子が多い人は何個か買って帽子用のフックとしても楽しめそうです。


Photo by Nobuyo Kobayashi

人生は感動に満ちあふれたアートの一部、という価値観のアート大国フランスならではの、さりげないワクワクがつまった商品がたくさんありますよ。

Rougier & Plé
住所:13-15 bd des Filles du Calvaire 75003 PARIS

URL : http://www.rougier-ple.fr/magasin/rougier-ple-paris-3.r.html

 

La Trésorerie(ラ トレゾルリー)


photo by Nobuyo Kobayashi

レピュブリック広場から北の方角にあるメトロ4番線のChateau d’eau(シャトー・ド駅)に向かう途中にある、カフェ併設のおしゃれな生活雑貨やさん。
鍋やトレイ、調理小物といったキッチン雑貨や工具を中心に扱う、生活道具の専門店です。洗練されたフォルムの道具たちが美しくディスプレイされている店内は、まるで生活雑貨の宝箱状態。

一つ一つが美しくディスプレイされているだけでも、商品に対するこだわりや愛情がみえてくるものですよね。手にとって見たり、眺めているだけでもあっという間に時間が過ぎていきます。キッチン雑貨や工具好きな人はたまらなくワクワクできるオススメスポット。


Photo by Nobuyo Kobayashi

ショップめぐりに疲れてきたら、併設の小さなカフェで一休み。
フランスのカフェというよりは、北欧風の天井が高くシンプルで明るいカフェコーナーです。
手作りのフルーツジュースやカヌレでちょっとブレイクするのもおすすめ。
通りを眺めながらおしゃべりしたり、小説を読んでくつろいでいたりと、小さなカフェではお客さんが思い思いに過ごしています。静かで居心地のいい時間が流れていきます☆

La Trésorerie
住所:11 rue du château d’eau 75010
URL:https://www.latresorerie.fr

 

おわりに

いかがでしたか。
有名な観光スポットとは一味違った、パリの生活空間がちょこっと味わえるNOMA地区のインテリアショップめぐり。
エスプリの効いたおしゃれな雑貨が待っていますよ。

———————————————–

Writer: Nobuyo Kobayashi
DESIGNERS’ FRIDGE Official Partner