パリのメトロを攻略するコツ☆

出典 : https://www.photoac.com/main/detail/401518

パリに着いて自由行動!なんていう時、メトロ(地下鉄)で移動することが多いですよね。パリのメトロは東京の地下鉄のように、市内中心を縦横無尽に走り回っているので、美術館めぐりや観光名所めぐりには欠かせない、便利な交通機関です。
しかーし!パリのメトロは、巨大迷路ともいえる複雑空間。
プラットフォームにたどり着けず、駅の中をさまよってしまった・・!
気づいたら目的地と反対方向のメトロに乗っていた・・!
目的地の駅に着いたはいいけれど、自分がどこにいるのかさっぱりわからない・・!
な〜んてことはよくあります。
今日は、旅行者にとってリアル脱出ゲーム化しているパリのメトロを攻略するコツをお伝えしますね☆

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パリのメトロが迷路化している2つの理由


出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/580055

そもそもなんでパリのメトロって難しいの?っていう理由は2つあります。
・通路が地下で複雑に交差し、すでにダンジョン化している
・片側ホームの駅が多く、ホームごとに通路が分かれている

こっちかな〜、あっちかな〜なんてさまよっているうちに、もはや自分がどこにいるかわからなくなっちゃうってことはざらにあります。
しかも、日本人には馴染みの薄い、フランス語の標識ですからね。読めないし、わからないしで、途方にくれる日本人が続出してしまうんです。

 

こうやって攻略しよう☆メトロ攻略の5つのポイント

でも、限られた滞在時間の中であそこも行きたい、これも食べたい!という場合は、メトロを使って効率よく回りたいですよね。
パリのメトロを使いこなすのにはちょっとしたコツがいります。今日はこの5つのポイントをご紹介しますね。

ポイント1:  紙?iPhone?iPad?メトロマップをゲットする

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/16488

まずは、メトロの路線図(マップ)をゲットしましょう。
観光案内所やガイドブックで紙のマップを入手できるほか、最近は、iPhoneやiPadにメトロのマップのアプリをダウンロードできるようになっています。
オフライン対応のものもあるので、海外で通信費用がかからずに使えるものあります。
日本にいる間にダウンロードしちゃいましょう!

<おすすめ☆パリのメトロマップのアプリ>

世界の路線図(オフライン対応)
出典:https://itunes.apple.com/jp/app/世界の路線図-オフライン対応/id1032469973?mt=8

Paris Metro Map and Routes (英語のみ・オンラインで駅から駅までのルート検索可)
出典:https://itunes.apple.com/us/app/paris-metro-map-and-routes/id527534137?mt=8

 

ポイント2: 行き先の路線の番号を覚えておく


出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1382594

パリのメトロは全部で14路線。パリのメトロが親切なのは、「丸の内線」とか「半蔵門線」みたいに地下鉄の路線ごとに名前をつけるのではなく、1〜14まで番号を振っているところ。だから、旅行者でも1号線、5号線、といったように覚えやすいんです。
まずは滞在するホテルに一番近い路線の番号だけはおさえておきましょ。
ちなみにX号線、の「線」は、英語でいうLineと同じLigne(リーニュ)といいます。

 

ポイント3: 乗る路線の色を覚えておく

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/8109

さらにメトロではこの全ての路線にテーマカラーがあります。ホラ、日本にもありますよね。丸ノ内線は赤、半蔵門線はパープル、といった具合に。
自分が乗るメトロの路線は何色なのかを知っていると、メトロのマップがとっても見やすくなりますし、なんといっても目的の路線が探しやすくなります。
ホテルの近くを走る路線の番号と色、そして目的地の路線の番号と色を覚えたら、もうメトロに繰り出す準備はできていますよ☆

 

ポイント4: 行き先の駅名を紙に書くか携帯の文字で打っておく


出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/812492

フランス語の駅の綴りと発音は英語のルールと違うので、なかなか口で発音するのは至難の技。
Opéra(オペハ)くらいなら言えそうだけど、Bastilleと書いてあったらなんと読んでいいかわからないですよね。。(正解はベルサイユのばらでおなじみのバスティーユです)。
綴りを追いかけるだけでも手こずる上に、フランス語は前後の単語がくっついて発音する単語も多く、駅名を記憶するだけでもそりゃもうストレス・・。
挙げ句の果てに、必死に声に出して読んでみても「・・?」という顔をされてわかってもらえなかったら、むなしさ倍増です・・・・。

でも大丈夫!そんなときは、無理に声に出して読まなくてOK。
あらかじめ目的地の駅名を紙に手書きで書くか、携帯のメモ帳などに打っておきましょう。携帯で打つ時は、éとか ’ なんていうめんどくさい文字や記号は無くてOK。でも面倒でも単語は最後まで記録しておきましょう。
携帯のメモ帳を使うと外出先ではけっこう便利です。「駅名なんだっけ?」のときに携帯を取り出して確認すれば、どれどれと駅の中でマップを広げるよりスマート。
そして、道ゆくパリジャンかパリジェンヌを捕まえて携帯の画面を見てもらえば、「ああ、そこはね・・」とわかってもらえます。

手書きにしても、携帯のメモにしても、路線の番号、色、駅名はセットにしておくとよいでしょう。

 

ポイント5: 行き先の路線の進行方向の終着駅も一緒に書いておく


出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/967575

パリのメトロは、ダンジョンプラットフォームへの入り口に、大きく進行方向の駅名が順番に表示されています。
特に片側ホームの駅のプラットフォームは、間違えて目的地と反対側に連れて行かれてしまう悲劇が後をたたないのですが、そんな時は、さきほどのメモに、進行方向の終着駅も一緒に紙に追記して書いておくか携帯に打っておきましょう。
もし間違った方向に進みつつあっても、メトロに乗る前に間違いに気づけます。
面倒で地味な作業ですが、行き先の終着駅まで用意しておくと、現地で必ず役に立ちます!

 

ポイント6: メトロのドアは自分で開ける


Photo by Nobuyo Kobayashi

ようやく目的地まで行くプラットフォームに降り立ったあとも、試練は続きます。
実は、パリのメトロは、車両のドアが手動開閉なのです。
そのため、プラットフォームに電車が到着しても、ドアは自動的には開きません。

しかし!ここでビビってはいけません。落ち着いてドアについているボタンを押すか、取手を上げてドアを開けましょう。中から開ける場合も同様です。もちろん、走行中には開きませんので、プラットフォームに電車が止まってから操作します。親切なパリジャンやパリジェンヌが近くにいた場合は見かねて手伝ってくれますが、人の出入りが少ない駅は自分で開けないと乗れないし降りられませんので、注意してくださいね。
でも、このドアが自分で開けられるようになったら、パリのレベルが上がったということです(♪タララタッタラ〜!)!

 

おわりに

いかがでしたか。
パリのメトロは奥深いですよね。
でもちょっとした準備と勇気で、メトロは楽しいパリ滞在を助けてくれますよ☆

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Writer: Nobuyo Kobayashi
DESIGNERS’ FRIDGE Official Partner