ミクロネシアの宝石「コスラエ島 」
現地ガイドが届ける旅行情報!

コスラエ島とは?・・・そもそも、ミクロネシア連邦って?

「コスラエ」という島をご存知でしょうか?コスラエはミクロネシア連邦の一つの島で、グアムとハワイの中間あたりに位置しています。そもそもミクロネシア連邦とは、グアムの南に浮かぶ607の島々からなる一つの国です。西からヤップ州、チューク州、ポンペイ州、そして、最東端にあるのがこのコスラエ州です。

コスラエ州とミクロネシア連邦の他の州との違いは、コスラエ以外の州には本島以外にもいくつも離島や環礁がありますが、コスラエ州はコスラエ島だけであり、太平洋に浮かぶ孤島です。そして、美しい海に囲まれているだけではなく、コスラエには手つかずの自然が豊かに広がっています。海と自然どちらも楽しめるのがコスラエの魅力です。

さあ、それではこれから、まだ日本ではほとんど知られていないコスラエ島の旅の楽しみ方をお届けします!


PHOTO BY KOSRAE TOUR COMPANY

1日目(木曜日)/ 日本からグアムへ!

コスラエへは日本各地の空港からグアム経由が最短ルートです。グアムからコスラエへの飛行機が週2便のため、旅行の日程は日本を木曜日に出発し、水曜日に戻る7日間の日程か、日本を日曜日に出発し、日曜日に戻る8日間の日程のどちらかになります。ここでは最短日程の木曜日発、水曜日帰りの楽しみ方を紹介します。

旅行1日目はグアムで過ごします。グアムに早く到着し、グアムを観光してからホテルに泊まるのもよし、いやいや、「グアムの観光は必要ない」という方はグアム空港でそのまま乗り継ぎをしてください。


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2日目(金曜日)/ アイランド・ホッピングでコスラエへ!

飛行機にも各駅停車があることをご存知でしょうか?グアムからコスラエまでのユナイテッド航空は「アイランド・ホッパー」と呼ばれ、島を一つずつ寄航します。グアムを出発し、チューク空港、ポンペイ空港と寄り、3つ目の空港がコスラエ空港です。まさに飛行機の各駅停車。


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同じミクロネシア連邦の州でも島によって全く地形が異なるため、アイランド・ホッピングの旅では、その異なる景色をご覧になる楽しみもあります。グアムを出発し一つ目のチューク州は、大きな輪のような環礁の中に小さな島がいくつも浮かんでいます。


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二つ目のポンペイ州は大きな島の周りに環礁が輪のように囲い、その姿はまるで土星が海に浮かんでいるようです。


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そして、コスラエ州は大海原にコスラエ島だけがポツンと浮かんでいます。日本を出発し丸2日間かけてコスラエに到着。明日からの観光に備えて、夕食を済ませたら早く休みましょう。寝る前には星空を眺めることをお忘れなく。


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3日目(土曜日)午前 / スリーピング・レディとレラ遺跡

3日目にしてようやく観光開始です。まずはレラ島を散策し、島の雰囲気を感じましょう。レラ島からはコスラエの象徴「スリーピング・レディ」が一望できます。コスラエは、島の中心に連なる山々が、女性が横たわっているような姿をしているからThe Island of the Sleeping Lady(眠れる美女の島)と呼ばれています。ぜひ彼女を写真に収めてください。


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スリーピング・レディを写真に収めたらレラ遺跡を訪れましょう。レラ遺跡は西暦1,400年頃より日本が統治を始めた1,900年代初頭までおよそ500年間、コスラエを統治していた王朝の遺跡です。大きな玄武岩を積み上げた強固な壁が特徴ですが、この大きな岩を500年も昔にどこから運び、どのように積み上げたか解明されておらず、「太平洋の大いなる謎」と言われています。


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3日目(土曜日)午後 / イエラの森を散策

コスラエ固有種の樹木カの木(読み方は「チカラ」ではなく一文字「カ」)、その保護地区がイエラの森です。イエラの森は道路がつながっていないため、満潮の時にボートで訪れるしか行く方法がない秘境の森です。カの木の特徴は人間を包み込むように広がる大きな板のような根です。このイエラの森のカの木には精霊が宿る言い伝えが残ります。


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4日目(日曜日)午前 / 教会の礼拝とコスラエスープを体験

日曜日の朝は教会を訪れ、礼拝に参加してみましょう。ほとんどの島民がキリスト教徒のコスラエでは、日曜日は安息日で各地区の教会で礼拝が行われます。島民はみな着飾って礼拝に参加し、讃美歌を奏でます。

※神聖な場ですので、現地に住む人と行くことをおススメします。男性は長ズボンと襟付きシャツ、女性はヒザ丈より長いスカート着用がドレスコードです。


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礼拝の後は伝統料理コスラエスープを食べましょう。コスラエスープは日曜日や冠婚葬祭の際に食べるコスラエの郷土料理です。パンの実(ブレッドフルーツ)と一緒に食べると絶品です。


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4日目(日曜日)午後 / メンケ遺跡ジャングル・ハイキング

日曜日の午後は、ジャングルの中に眠るメンケ遺跡を訪れましょう。メンケ遺跡は西暦1,200年頃に祈りの場として築かれたコスラエの古き聖地です。石が積み上げられた跡地がジャングルの中になんと100か所以上も残っています。しかし、解明されていないことばかりで多くの謎に包まれた遺跡です。


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メンケ遺跡までのハイキングでは、コスラエのジャングルに生える多くの植物をご覧になることができます。特にレインボーツリーは必見です。インスタ映え間違いなし!


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5日目(月曜日)午前 / マリン・アクティビティ!

せっかく海のきれいな南の島に来たのですから何か一つマリン・アクティビティをしましょう!コスラエは島の周りが美しいサンゴと抜群の透明度を誇る海に囲まれています。ダイビング、シュノーケリング、フィッシング、SUP(スタンド・アップ・パドル)、カヤック、楽しみ方は人それぞれです!


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5日目(月曜日)午後 / ウトウェ生物圏保護区ボートツアー

コスラエ観光のクライマックスはウトウェ生物圏保護区のボートツアーです。ユネスコの生物保存地域に登録されているウトウェ生物圏保護区をボートで回ります。サンゴとマングローブが共存する世界的にも珍しいエリアや、まるで水上迷路のように入り組んだマングローブの水路は必見です!


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6日目(火曜日)/ コスラエからグアムへ

のどかなコスラエの景色、島民とも別れ、アイランド・ホッピングでグアムへ戻ります。往路とは逆の順番で、復路はポンペイ空港、チューク空港と寄ります。グアム空港には18時頃に到着しますので、レストンで夕食を取ったり、買い物をしたりする時間はあります。


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7日目(水曜日)/ グアムから日本へ

グアムから日本に帰国します。成田空港までの便の場合、ユナイテッド航空は1日3便ありますので、早く日本に帰国したい方は早朝の便を、グアムで少し遊んでから帰国したい方は夕方の便を選ぶといいでしょう。日本に着く頃にはコスラエの大自然が懐かしく、恋しくなっているはずです。


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おわりに

「ミクロネシアの島=ダイブリゾート」というイメージを持たれている方もいるかもしれませんが、コスラエは自然のテーマパークです。マリン・アクティビティを全くせずとも、自然を感じるアクティビティだけでお楽しみいただけるのがコスラエの魅力です。

コスラエの土地は私有地で、ここで紹介している観光地も含め、各観光スポットは個人が所有する土地にあるため、入場するには許可と入場料が必要になります。また、小さい島で人口も少ないだけにコスラエ特有の慣習もあります。観光の際には島のルールや文化を傷つけないよう、コスラエ州政府発行の商業ライセンスを取得しているツアー会社またはガイドに相談することをおススメします。

現地に住む人だからこそ知るコスラエの旅をお楽しみください!


WRITER : KOSRAE TOUR COMPANY

関連リンク

日本人経営のツアー会社「コスラエ・ツアー・カンパニー」
http://kosrae.wix.com/tour

連載コラム「コスラエ太郎の南国移住記」https://www.diver-online.com/column/detail/id/6431/

2泊3日週末旅行で
グアムをまるごと満喫する♪

忙しない日常から離れてバカンスに行きたい!小さな子連れでも安心できるところに行きたい!そんな風に思っていらっしゃる方には断然グアムがおすすめです♪

グアムは年間平均気温が27℃と年間を通して半袖で過ごせる温暖の地域でありながら、日本からは飛行機でたったの3時間半で行けてしまう、日本からとっても近いリゾート地です!

お休みがなかなか取れない方でも大丈夫!
2泊3日の週末旅行はグアムに出かけてみませんか?

飛行機に乗って映画を見て食事をすませたらあっという間にグアムに到着します。
日本からこんなに近いんだぁと改めて思い直すほどです。

飛行機から一歩外へ出ると、そこは南国。やっぱり流れている空気感が違います。
リゾートに来たぁーーーーー!!!と空港内でも実感できます♪

日本とグアムの時差は+1時間

日本が午前9時であればグアムは午前10時。
時差が少ないので、小さなお子様連れでも安心です♪

グアムはちょうど淡路島と同じくらいの大きさで、空港も繁華街のタモンエリアから車で15分ほどのところにあり移動距離が短いのが嬉しいです。空港からホテルへの移動は、ツアーでしたらツアー用の送迎バスで、個人旅行の方はタクシーかレンタカーの利用が便利です。宿泊ホテルでも送迎サービスがあるところもありますので、事前に日本で連絡・予約をして手配しておくとスムーズです♪

滞在中はタモン、デデド、タムニングなどの主要ホテルやショッピングセンターを網羅して回っている赤いシャトルバス(トロリー)を使うと便利です。
ホテル前、ショッピングセンター前などにある看板の前で待っていれば乗車できます。
赤や青の字に「BUS STOP」と書かれているので迷わず見つけられます♪
チケットは乗車して、乗務員さんからチケットを購入します。シャトルバスの利用が多い方は、あらかじめフリーパスチケットを買っておくのも楽です。

グアムは平均気温27℃の常夏の島☆

グアムは海洋性亜熱帯気候です。年間の平均気温は27度と年間温度差も少ない常夏の島で、年中海に入ることができます♪

季節は乾季・雨季に分けられ、乾季は11月~5月、雨季は6月~10月です。雨季といっても、日本のように一日中降り続いたりするわけでなく、スコールがよくある季節ということ。ザァーッと一時期的に雨が降っても、しばらくするとカラッとした太陽が照りつけます。地元の方はスコールに慣れているせいか、スコール中も平然と歩いていたりしますが、スコール中は屋内に入って雨宿りするのがベターでしょう!.

お手軽に半日観光♪

2泊3日で行けてしまうグアムでは、どう過ごすかスケジューリングしておくことが大事です!
リピーターの方なら今回はココス島へ行ってマリンアクティビティをする!とか、ゆっくりショッピングとスパをする!といったように目的を絞って過ごすこともできますが、初めての方でしたら、グアムってどんなところ?と観光もショッピングもグルメもちょっとずつ楽しみたい!!と思いますよね♪
限られた時間の中でしたら、半日観光がオススメです☆

スペインの面影たっぷりのハガニア

グアムの歴史の始まりは紀元前1500年頃。東南アジアの島から渡来したインドマラヤ系民族が最初に居住したと推定されています。マリアナ諸島の島々には、同じ文化と言語を持つ人が定住していき、これらの人々がのちにチャモロ人(チャモロ民族)と呼ばれるようになりました。
その後1500年代に世界一周の航海の途にあったマゼランがグアム島を発見し、ここから333年にわたるスペインの統治時代が始まります。そのため、グアムの文化や風俗には、スペイン統治時代の香りが今もなお色濃く残されています。

パセオ公園

パセオ公園はハガニア湾に突き出した人工の半島にあります。パセオ公園の中を歩いてくと、海の見える近くに、あのニューヨークでお馴染みの自由の女神があります。
自由の女神というと、あの背の高ーっいものを想像してしまいますが、こちらは本場ニューヨークの10分の1のサイズで、高さは約5mほど。この自由の女神は、1950年のアメリカボーイスカウト40周年を記念して、ニューヨークのボーイスカウトからグアムのボーイスカウトに贈られたものだそうです。

パセオ公園からの海の眺めも最高です♪
芝生の広場や遊具があり、地元の方にも親しまれている公園です。

スペイン広場

グアムの主都であるハガニアは、グアムの行政の中心エリアです。
スペイン広場は、ハガニア地区の中心にある広場で、333年続いたスペインの統治時代の史跡が残ることから、「スペイン広場」と呼ばれています。
1736年から1898年にかけてスペイン総督邸がありましたが、そのほとんどが米国軍による爆撃で壊滅状態となりました。現在はチョコレートハウスやスペイン総督邸跡などが修復され、広場とされています。

この写真にもあります「チョコレートハウス」はスペイン広場では最も有名な建物です。
スペイン総督邸の庭にあったもので、スペイン総督夫人が来客をチョコレートドリンクでもてなしたことから名づけられ、社交場として利用されていました。

太平洋戦争博物館

グアムはその後、スペインが米西戦争に大敗した1898年から、日本軍の真珠湾攻撃のあった1941年まではアメリカ領となりました。

太平洋戦争博物館は、1941~1944年の日本の占領下時代、グアムを解放するために戦った1548名のアメリカ兵たちを忘れないようにするために、ジョン・ガーバー氏によって設立されたものです。
日本側とアメリカ側の両視点に分かれて展示しており、日本語表記でのパネルもあるので戦争に至った背景がわかりやすく書かれています。
今は戦争を知らない人の時代になりましたが、多くの犠牲者がいたこと、その方々がいたからこそ今の平和な時代があることを、そしてこれからも平和であるべきことを、当事者である日本人としては知っておきたいものです。

グアムの中心地タモン

恋人岬

グアムで大人気の観光スポット「恋人岬」。
恋人岬からの絶景はもちろんのこと、「恋に効く」パワースポットとしても有名です♪

恋人岬はタモン湾の北端に突き出るように位置し、海抜123mにも及びます。
タモン湾をはじめイパオ岬、オロテ岬までの大パノラマを楽しむことができます♪

まるで空と海が一体化したこの美しい眺め。
この絶景を目の前にすると、日常の悩み事なんかがちっぽけに思えて、前向きになれるパワーをもらえる感じがします!

この「恋人岬」という名前の由来は諸説ありますが、ここでは現在最も多く語られている悲しい恋のお話をご紹介します。

スペインがマリアナ諸島を領有していた時代、美しいチャモロ(マリアナ諸島の先住民族)の娘がおり、彼女には愛するチャモロの青年の恋人がいました。しかしある時その娘は、父によってスペイン人将校との結婚を決められてしまいました。その結婚に抵抗した結果、父や将校、スペイン兵士たちに追われることになってしまうのです。とうとう崖のふちに追い詰められた二人は、長い黒髪でお互いを結びつけ、永遠の愛を誓いながら崖下に広がる深い海へと飛び込んでしまいました。

悲しい恋の伝説が残る恋人岬ですが、実は「カップルで訪れると結ばれる」という噂でも有名。ギフトショップで購入できるハート型の南京錠に名前や願いを書き、「ハートロックウォール」と呼ばれるフェンスに鍵をかけると、永遠の愛で固く結ばれるといわれています。

大好きな恋人と訪れた方はぜひ試してみてくださいね♪

観光の後はショッピング♪

滞在時間が短い中でもお買い物も楽しみたい!!という方には朗報♪
グアムはショッピングエリアが小さくまとまっているので、限られた時間でもいろいろ回ることができます!

グアムの中心地であるタモンエリアには、DFSやショップが立ち並んでいます♪
ホテル・ロードと呼ばれるメインストリートにはブランドショップから可愛い雑貨屋さんまでいっぱいあります!ぜひお気に入りに見つけて来てくださいね♪

のんびりプライベートビーチで過ごす☆

何といっても一番はやっぱりプライベートビーチで過ごすことですよね♪
ビーチの木陰にゆったり寝転んで海を眺める。
忙しい現代人にとっては「何もしない贅沢」が一番です☆

サンセットはため息が出るほど美しいです。

観光とショッピングについてお話ししてきましたが、グアムの海は浅瀬で年中入れるので、マリンアクティビティも充実しており、現地でも申し込めるものもたくさんあります!
今回はこれを楽しむ!と前以って決めておくと、限られた時間でもより一層楽しむことができそうですね♪

おわりに

いかがでしたでしょうか?
短い滞在期間でも存分に楽しめる、日常から解放してくれる、日本からすぐ行けるグアムの楽しさを少しでも感じとってくだされば幸いです。
週末旅行をお考えの方はぜひグアムを検討してみてください。

パリ好きは知っておきたい!!
パリの道のルール♪

Photo Nobuyo Kobayashi

パリの道といえば、♪オ〜シャンゼリーゼ〜でおなじみのシャンゼリゼ通り。
凱旋門から伸びるシャンゼリゼ通りは、高級ブティックやデパートが立ち並ぶ、パリで一番有名な通りですよね。ほかにも、オペラ大通りなども有名ですが、大通りではなくてもパリは小道にも風情がたっぷり。それぞれが味わいのある街の風景をつくりだしています。

パリはブラブラと歩いているだけでも魅力的な風景を楽しめる街。そこで、お散歩するまえに知っておけば何倍も楽しめるパリの道についてご紹介します。

 

パリの道には種類がある☆

パリの道にはその全てに名前があります。しかも道は種類分けされていて、通りの名前は、通りの名前と種類がセットになっています。
全ての通りの角には、通りの名前が書かれたサインがあります。
ちょっと通りの種類をみてみましょう♪

ブルバール(boulevard)


出典:PhotoAC
https://www.photo-ac.com/main/detail/1070748?title=パリ%E3%80%80シャンゼリゼ通り

地図にbld.とかbd.と書いてあれば、大通りという意味のブルバールのことです。大通りというだけあって、片道2車線以上と自転車・歩行者用の側道があり、街路樹が植えられた、車・自転車・人が通れる大きな美しい道路です。
昔のパリは、セーヌ川を中心にぐるりと城壁が取り囲んでいた城塞都市でした。ブルバールとはその城壁上の通りを指していたので、ブルバールは「ここがパリのはじっこだよ」という意味も持っていたのですが、19世紀に街の大規模な改造を行った際に、城壁ラインとは関係のない大通りも街の中心部に作られ今に至っています。
というわけで、今ではパリのあちこちにブルバールがあるんですね。

ブルバールにもいくつかあって、パリの高速道路をブルバール・ペリフェリック(boulevard périphérique)といい、BPという表記でペリフとかペリフェリックとも言います。このペリフ、現在のパリ市をぐるりと取り囲むように走っており、ペリフの円より内側には高速道路はありません。

なーんだ、じゃああんまり見ることないか〜というと実はそうではなく、シャルル・ド・ゴール空港からバスでパリに向かう道や、オルリー空港に向かう道、フランスの他都市に向かう道も実はペリフなので、空港からバス派やタクシー派の皆さんはペリフには結構お世話になっているかと!
また、ペリフは高速道路ですが、パリをぐるりと回るペリフのやや内側を走る大通りがあります。これはブルバール・デ・マレショー(boulevards des maréchaux)といって、「元帥大通り」と呼ばれています。
これはフランス革命後のナポレオン1世の時代に活躍したフランス軍の元帥(軍人の名誉称号)の名前が主につけられているんです。
まるでフランスの英雄の軍人たちがパリをぐるりと囲んで守ってるようにもみえ、軍事国家フランスらしい一面ですね。

ところでブルバールの中でも放射状に広がる大通りのことをアヴェニュー(avenue)ともいいます。エトワール凱旋門のある円形のシャルル・ド・ゴール広場をみると、たくさん道が伸びているでしょ。そう、パリで一番有名なアヴェニュー、それはあのシャンゼリゼ大通りです。


出典:photoAC
https://www.photo-ac.com/main/detail/807249?title=シャンゼリゼ通り@パリ%20凱旋門

ちなみに、パリの大改造は世界中の都市でお手本にされ、フランスの各都市だけでなく世界のあちこちの都市で大通りをブルバール(英語読みだとブールバード)と名付けられているんですよ。
街づくりでもパリは世界から注目されているんですね♪

 

リュー(rue)


Photo Nobuyo Kobayashi

パリで一番多い通りの種類はリュー。大通りのブルバールではなく、一般の、両側にに家並みのある街路のことです。フランスの雑貨屋さんに道路標識のミニチュアが売っていたりしますが、rueと書いてあるのは「〜通り」という意味です。
ところで、リュー(rue)って英語で言うルート(route)に文字も発音もなんだか似ているような・・と思った方、スルドイ!フランス語にもルート(route)はありますが、リューは通りの両側に家が立ち並ぶ「街中の道路」で、ルートは街と街を結ぶ「国道とか県道」といったちょっと郊外の道を指すようです。

 

パサージュ(passage)


出典:photoAC
https://www.photo-ac.com/main/detail/1449569?title=パリのパッサージュ

観光にパサージュに行ってみたい!と思っている人も多いですよね♪
パサージュには「通り抜け」という意味があり、日本語でいうと歩行者専用の商店街といったところ。パリの1ブロックや建物は大きいので、通りと通りのショートカットで作られたのがパサージュです。
パリの大通りから一歩入った細いガラス製のアーケードの小道は、おしゃれな雑貨屋さんやカフェ、本屋さんが立ち並び、ぶらぶらお散歩するだけでも楽しめちゃう、歩行者天国。

現在、パリにはパサージュは約20箇所程度残されています。
観光のついでに行きやすい有名なパサージュとしては
ギャラリ ヴェロ=ドタ(1区)
ギャラリ ヴィヴィエンヌ(2区)
パサージュ・デ・パノラマ(2区)
パサージュ・ショワズール(2区)
パサージュ・デュ・グランセール(2区)
クール・デュ・コメルス・サンタンドレ(6区)

などなど。街の喧騒を離れ、静かな時間を過ごしたいときにはパサージュへ☆

ケ(quai)


Photo Nobuyo Kobayashi

河岸の通りにはケ(quai)と名前が付いています。パリの中心地を散策するときには河岸散歩もおすすめ。セーヌ川の両岸は見どころたっぷりなので、特にオルセー岸(Quai d’Orsay)は歩いているだけでも楽しいですよね。

 

アンパス(impasse)


出典 :photoAC
https://www.photo-ac.com/main/detail/1208017?title=パリの街並み

数ある道の中でも、アンパスは名前の通り(im=不 passe=通る)、通り抜けでない行き止まりとか袋小路のことを指します。
アンパスでは、観光チックではないパリの日常を垣間見ることができるかもしれません。

 

これさえわかれば安心!番地の見方♬


出典:PhotoAC
https://www.photo-ac.com/main/detail/344806?title=シャンゼリゼ

せっかく通りの名前と種類がわかったところで、番地の見方もマスターしちゃいましょう!
実は、番地は、通りの左右で奇数側と偶数側に分けられています。
建物を注意深く見てみると玄関の上に数字が書かれているので、その数字を手掛かりに数字を追いかけていくとお目当の住所が見つかります。
たとえば、道の左手は、番地が1,3,5,7,9…で、道の右手は2,4,6,8…といったようになっているので、行きたい住所の番地が奇数なのか偶数なのかをまずチェックしてみてください。現地で買える地図には番地が小さく載っているので、パリについたらまず地図を買うのもオススメです!!

おわりに

パリは道のルールを覚えると、とっても奥深くて楽しい街。
地図を片手にパリ探検するときに、ぜひチェックしてみてくださいね♪

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Writer: Nobuyo Kobayashi
DESIGNRS’ FRIDGE Official Partner

これってどこ!?パリのアドレスを攻略するコツ☆

はじめてのパリ旅行。パリといえば何を想像しますか?
シャンゼリゼ?セーヌ川?凱旋門?ルーブル美術館?エッフェル塔?オペラ座?それとも美味しいレストラン?屋台で焼いているクレープ?誰もが知っているブランドやブティック?颯爽と街を歩いている美人パリジェンヌ?

パリは街自体が大きな観光スポットなので、見所はたくさん、行くべきアドレスもたくさん。旅行中どこに行こうかな、何を食べようかな、なんて興味のあるものや食べ物がたくさんあって絞りきれないのがパリ旅行の特徴ですよね。
でも、カタログやガイドブックをにらめっこして、いざ、ここに行こう!と思っても、その場所がパリのどのへんなのか、ホテルから近いのか遠いのかよくわからないことも。位置関係がわかっていないと、行きたい場所から次の観光場所へのアクセス方法など、いまいちわかりづらいですよね。

というわけで、これからパリに行こうやないかい!というあなたに、パリのアドレスを攻略するコツをお伝えしたいと思います。

 

パリはカタツムリ状にならぶ20区でできている!

まず最初に、パリ市ってどのくらいの大きさなんでしょう?
パリ市の大きさとよく比較されるのが東京の山手線。サイズ的に、パリ市って東京の山手線エリアより少し小さいくらいの大きさなんですって。へぇ〜、もっと大きいかと思ってたのに意外とコンパクトなサイズだと思いません?

パリ市は、セーヌ川のある中心エリアが低くて、パリ市の円のはじっこに向かっていくにつれ高台にあがっていく盆地のような地形。だから、パリ市の中心地から外側エリアに行くに連れて坂道やら階段が増えていきます。
また、街の1ブロックが日本のブロックよりも大きく、建物自体も大きいので、歩くと思った以上に距離を感じます。体力自慢さんは歩いても楽しいですが、体力に自信のない人や買い物三昧の予定の人は、地下鉄(メトロ)やバス、タクシーを使うべし。

パリの地図をみてると、18eとか1erといった謎の記号が出てきます。これは、パリの区を表しています。東京は都心部に23区ありますが、パリ市も20区にわかれています。パリのど真ん中からカタツムリのようにらせん状に区分けされていて、セーヌ川のリバーサイドエリアを1区とし、そこから時計回りに隣が2区、3区、・・と続き、ぐるぐる外側に向かって回って20区まであります。

行きたい場所がパリのどの辺かを一発でみわけるコツ☆

パリ市が20区まであるのはわかったけど、自分が行きたい場所ってパリのどのへんなの?
答えはパリの住所に隠されています。お店でも美術館でも、行きたい場所の住所の一番後ろをみてください。住所の最後に75001というように、7からはじまる謎の5ケタの数字が書いてあるはず。じつは、この下2ケタが何区という表示なんです。たとえば75001だったら1区、75013だったら13区です。
だから、カタツムリ状のパリ市の区の位置関係さえわかっていれば、一見離れたエリアのように見える1区のルーブル美術館と7区のオルセー美術館も、セーヌ川の両岸にあるので、ロワイヤル橋を渡れば結構近いな。というようにざっくりと位置関係がわかるようになります。

 

右岸と左岸ってどうみわけるの?

右岸(うがん)か、左岸(さがん)か。パリのことを調べていると一度は必ずぶちあたるこの言葉。そもそも右とか左ってなによ?どっちがどっち?というあなた。
これは、セーヌ川に対して右左どっちのエリアということなんです。

そこで、はい、セーヌ川の流れをみてください!


え、ちょっとまって。セーヌ川ってめっちゃ蛇行してるんですけど・・これの右左ってワケわからなくないですか?

パリ市内の地図をみるとセーヌ川ってどっちの方角に流れて行っているのかよくわかりにくいのですが、セーヌ川は激しく蛇行しながらパリを東から西へとつっきり、最終的に大西洋に注がれて行きます。
そこで、パリのセーヌ川を流れる川の水になったつもりで、大西洋に向かって川を東から西にすすんでみてください。

はい、そうすると、ルーブル美術館は川の右側、エッフェル塔は川の左側にありますね!
つまり、太平洋に向かう川の流れに沿って左右のリバーサイドを左岸、右岸と名付けているのです!!

そうはいっても、行きたいと思っている場所が右岸エリアなのか左岸エリアなのか迷ってしまったらこちらをチェック!


【セーヌ川の右岸エリアにある区】

1区 
セーヌ川沿いにルーブル美術館、オランジェリー美術館、コンシェルジェリー、チュイルリー庭園、といったパリ観光のメッカが集う。

2区 
エティエンヌ=マルセル通りには、超高級ブティックのアドレスが多い。

3区 
パリのエッジのきいたファッションやインテリアやアートを堪能したいなら何かと話題のマレ地区の3区へ。

4区
ノートルダム大聖堂やポンピドゥセンター、日本でも人気のマリアージュフレールの本店が有名。

8区
シャンゼリゼ の散策も王道だけど、ラデュレ本店やピエール・エルメ本店、ラ・メゾン・デュ・ショコラ本店など、甘いもの好きにはたまらないパリのスイーツの宝庫エリア。

9区
パリショッピングの殿堂ギャラリー・ラファイエット本店のほか、オペラ座、テアトル・ド・パリ、サン・ジョルジュ劇場などの観劇エリア。

10区
シャルル・ド・ゴール空港から電車でパリ市に入る際、必ず通過する巨大ターミナルの北駅、東駅がある。

11区
マレ地区の北にある、庶民的な歓楽街のあるエリア。ベルばらファンにはたまらないバスティーユ広場やナイトライフが楽しめるオベルカンフが有名。

12区
パリの南東エリア。リヨン駅やオペラ・バスティーユのほか、ヴァンセンヌの森があり、この辺から中心地に比べるとやや郊外感を感じるエリア。

16区
パリの人が週末ピクニックに訪れるブローニュの森がある。静かで落ち着いた街並み。各国の大使館が多く、著名人も多く住むハイソな高級住宅街エリア。ワイン博物館やバカラ美術館、ルイ・ヴィトン美術館などもある。

17区
17区で有名な観光スポットといえばエトワール凱旋門。国際会議場や高層ホテル、映画館やショッピングセンターが併設されたパレ・デ・コングレ・ド・パリがある。

18区
パリを一望できる高台のサクレ・クール寺院やアーティストが集うモンマルトルが有名。高台の下にはムーランルージュやセクシーショップといったお色気ナイトライフが充実している歓楽街がある。

19区
パリ最大の公園ラ・ヴィレット公園は、観光地というよりもパリ市民の憩いの場。

20区
エディット・ピアフが生まれたパリの庶民エリア地区。フランスや欧米の有名人の墓が多いペール・ラシェーズ墓地も、有名人のお墓巡りで意外と人気。

【セーヌ川の左岸エリアにある区】

5区
セーヌ川を渡った左岸エリアの、カルチェ・ラタンと呼ばれる学生街。名門ソルボンヌ大学やグランゼコールと言われるフランスの一流教育機関が集う。

6区
5区と並ぶカルチェ・ラタンエリア。サン=ジェルマン=デプレ教会や映画ダビンチコードでも出てきたサン=シュルピス教会のほか、ポニーに触れ合えるリュクサンブール公園もある。

7区
エッフェル塔、オルセー美術館、アンヴァリッド、ボン・マルシェ、といったパリ左岸屈指の見所エリア。パリのガチなパワースポットとしても名高い奇跡のメダル教会も。

13区
パリの街並みに突如出現する、中国語の看板の洪水。13区はヨーロッパ最大のチャイナタウンが広がっている。

14区
ヴァンヴの蚤の市、そしてホラー好きにはたまらないカタコンブ・ド・パリ(地下の納骨堂)。 ちなみに美味しいクレープ屋さんが乱立するクレープ激戦地。

15区
モンパルナスタワーや見本市や展示会が開催されるパーク・デ・エクスプロージョンがあり、シャルル・ド・ゴール空港からもアクセスしやすいパリの南エリアだが、中心地の観光エリアよりはパリ市民の普通の生活も感じられるエリア。

 

おわりに

いかがでしたか。
パリは、アドレスの見方を知っておけば、観光はさらに楽しく移動しやすくなるはず!
旅の計画を立てるときにぜひ役立ててみてくださいね!

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Writer: Nobuyo Kobayashi
DESIGNERS’ FRIDGE Official Partner

パワースポット“地上の楽園”マニャガハ島へ!!

サイパンへ訪れたのであれば、是非とも足を運んでほしい「地上の楽園」とも言われているマニャガハ島。その美しいブルーの海は、見ているだけで心が洗われそうなほど透明度が高く穏やかです。
サイパンの中で一番海がきれいと言われており、ダイビングやシュノーケリングのスポットでも一番人気の島です。


真中央部に見える小さな島がマニャガハ島

マニャガハ島へはサイパン島から船で約10分ほど。近くて気軽に行けるのが嬉しいです♪船は揺れが穏やかなので、お子様連れなどのファミリーにも安心して乗船していただけます。おもいっきりアクティブに動きたい方にはサイパン島からスピードボードで向かうのもおすすめです!
マニャガハ島へはツアーが便利です♪ホテルからサイパン島まで車で送迎+船の往復+入島料がセットになっている基本ツアーや、基本ツアー+マリンスポーツのセットなど色々ありますので、どんな風に過ごしたいかあらかじめ決めてからツアーを選ぶと無駄なく楽しめます。

周りの美しい景色に夢中になっているとアッという間に島へ到着!!
グリーンブルーの海と白い砂浜を見るだけで気分がウキウキしてきます♪

船から桟橋を渡るとまず目にするのはこちらの「managaha」と書かれた石碑。
この「managaha」というのは現地のカロリン語で「ちょっと一休み」という意味。この言葉通りにマニャガハ島は、周囲がおよそ1.5kmほどと小さく、ゆったりとした時間が流れている楽園です。美しい自然のマニャガハ島は全域が国定海中公園に指定されています。

ガジュマル大樹を求めて島内散策♪

人の多く集まっているインフォメーションカウンターを抜けて少し進むと、そこは別世界!!あんなに人がいたのがウソのように誰もいない静かなヤシの森がありました。

ヤシの森を抜けるとあの美しい海が・・・

浜辺にある何気ない流木も絵になります。

パワースポット「ガジュマル大樹」

鳥のさえずりを聞きながらヤシの森を歩くこと数分、そこにやわらかながらも厳かな雰囲気のガジュマル大樹がありました。
日本でも「多幸の樹」や「精霊が宿る樹」と言われ、縁起がよいとされているガジュマル。
ここマニャガハ島でも、このガジュマル大樹は精霊の宿る樹と称され、この樹の前で写真を撮ると「一生神様が守ってくれる」という伝説があります。
ガジュマルの花言葉は「健康」。その言い伝えの通り、この樹に触れるとパワーをいただけた感じがしました。
神秘的な空間に包まれ、身も心もリフレッシュできました!!

ガジュマル大樹と向かい合うように、アグルブ大酋長の銅像と墓が建てられています。
アグルブ大酋長は、1815年の大きな台風で壊滅状態となったカロリン諸島から、安住の地を求め、カロリン諸島の人々を連れてこのマニャガハ島へやってきました。彼はカロリニアンの歴史を変え運命づけた男と敬われ銅像が建てられました。この銅像は当時のスペイン総督から受け取った許可書と帽子をつけており、大酋長の証として杖を手にしています。

たっぷりマリンアクティビティで遊びたい!

マニャガハ島は何といってもその海の透明度が魅力♪
多くのダイバーたちに愛され、ダイビング専門誌「マリンダイビング」の「ダイブ&トラベル大賞」のベストビーチ賞1位を10年連続で獲得したほど。


南国の海 熱帯魚

ダイビングはハードルが高い・・・という方にはシュノーケリングがおすすめです!マニャガハ島の海は浅瀬で穏やかなので、お子様連れの方や、シュノーケリング初心者の方でも安心♪
海にはキラキラと陽ざしが差し込み、シュノーケリングでもカラフルできれいな魚をたくさん見ることができます☆魚と一緒に泳いでいると人魚になった気分を味わえます。

空からこの透き通った美しい海を眺められるパラセーリングも大人気です!
心地よい風に乗って海の上を飛んでいる、まるでピーターパンになったような気分で、ファンタジーな世界へと導かれます。
他にもバナナボート、シーウォーカー、SUP(スタンドアップパドル)など様々なマリンアクティビティがあり心ゆくまで楽しめます。

お腹が空いてきたなと思ったら・・・

島内散策やマリンアクティビティで遊んだら、お腹が空いてきますよね!
島内にはレストランが一軒あります。ハンバーガーやホットスナックなどの軽食から、BBQビュッフェなどのしっかりしたお食事もあり充実しています。

南の島らしいココナッツジュースはフォトジェニックなドリンク。優しい甘さが、疲れた体に沁みわたります。美しい海と白い砂浜を眺めながら、冷たく喉を潤してくれるビールは、この上ない美味しさです♪

忙しいあなたへの最高のご褒美に!

サイパン・マニャガハ島の紫外線は日本の4~6倍ととても強いです。日差しも強いので、帽子や日焼け止めといった紫外線対策はもちろんのこと、水分補給もこまめにおこなってくださいね。
マニャガハ島は忙しない日常からかけ離れた世界観です。
ゆったり寝そべって「何もしない贅沢」はまさに地上の楽園。
毎日頑張っているあなたへのご褒美旅として最適です♪

おわりに

いかがでしたでしょうか?
今回はサイパンの中でも地上の楽園「マニャガハ島」にクローズアップして皆さまにご紹介してまいりました。これからサイパンを訪れる方のご参考に、サイパン(マニャガハ島)へちょっと行ってみたいなとご旅行先の候補に検討していただけたら幸いです。
皆さまにとって楽しい旅となりますように。

一度は行ってみたい!!
ノスタルジックな町・台湾「九份」
行き方・楽しみ方完全攻略☆

木造の古い館にたくさんの提灯が灯るこの写真をご覧になった方も多いのではないでしょうか。
ここは台湾北部の山あいに位置する「九份」(キュウフン、台湾ではジョウフン)といわれる町の一角です。2001年公開の「千と千尋の神隠し」で湯婆婆の湯屋のモデルでは!?と一躍話題となり、今でも大人気の観光地です。

さぁ!いざ九份へ!!と決めたら、まずは行き方を考えましょう

行く方法としては4通りあります。

1.現地のオプショナルツアーで行く
2.タクシーで行く
3.電車で行く
4.バスで行く

「1.オプショナルツアー」は参加すれば現地に連れて行ってもらえるので楽ですが、料金が少し高めになります。日本語ガイドが付くので、初めての海外で不安・・・という方にはツアーだと安心ですね。
ツアー以外の個人で行くとしたら、「2.タクシーで行く」が一番楽です。道が空いていれば40~50分で到着するので、一番早く行くことができます。4人乗りで行けるので、家族連れの方や時間があまりない方にはおすすめです。ただ料金は交渉次第のところもありますので、1,000元(約4,000円)程度を目安として交渉しましょう。
「3.電車で行く」は、電車でも途中からバスに乗る必要があり、その乗り継ぎがうまくいかず余計に時間がかかったりする場合もあります。

今回は一番安価な「4.バスで行く」ことにしました。

ただバスで向かうと約1時間半かかるので、場合によってはタクシーや電車との併用もオススメです♪

バスはMRTの忠孝復興駅前から「1062」に乗車

停留所はMRT忠孝復興駅の2番出口を出たところにあります・・・・が、2番出口を出るとすぐにタクシードライバーさん寄ってきてしつこく勧誘されますので、そこは毅然とした態度でスルーしましょう!
バス停はいくつもありますが、路線番号は基隆客運の「1062」です。九份へ向かわれる観光客がずらっと並んでいたりするので、迷わず行けると思います。
向かった日は平日でしたが金曜日で夕方到着を目指していたので、大変混雑しており1本めのバスには満席で乗れず・・・
乗れなかったーーー!と思っても大丈夫!バスは平日でもだいたい15~20分(土日だと10~15分)の間隔で出ているので、少し余裕を持って向かえば焦らず行けます♪
バスの料金は忠孝復興駅から115元(約460円)でした。

バスはおつりが出ないので、ぴったり用意するか、プリペイド式の悠遊カード(easy card)を用意しておくと楽です。また九份は山あいにあるので天候が変わりやすく雨具を持っておくと安心です。(私はバス待ちの間にスコールのような雨にあいました苦笑)

バスに揺られること約1時間半。山々な景色から町へ。「九份老街」というバス停で下車。
夏休み真っ只中の8月の夕暮れ前と、大勢の人でにぎわっていました!!

九份の入り口「基山街」

九份の入り口とも呼べる「基山街」は、狭い路地の両脇に土産物屋や食べ物屋が所狭しとひしめき合っています。サンセットを見る茶屋に向かうまでの道中、そこでの食べ歩きがまた楽しいです♪

まずは九份名物の「芋団子」入りの豆花を。
夏で熱かったので、かき氷いりのものをチョイス!ちょうどいい甘さで、後味もさっぱりしていて美味しかったです!

階段をのぼっていく途中でこれまたおいしそうな物を発見!
「阿珠雪在焼」にあったピーナッツ粉にバニラアイスをのせたものをクレープ生地で巻いているお菓子。
暑い中階段をのぼって疲れている体にやさしく沁みるような甘さで、これまたクセになる美味しさでした!

九份のサンセットはお茶屋で

食べ歩きしているうちに、ちょうどよく夕暮れ時になってきました。
どこかのお茶屋さんでゆっくりサンセットを見ながらお茶を・・・と探しますが、同じ考えの方が多く満席続きでした。お茶屋さんは無理かなぁと諦めかけた時、1階は満席だけど一つ下の階なら空いてると言われ階段を降り進むと、そこの目の前には雄大に広がった山々と海の美しい景色がありました。

台湾ビールで喉を潤し、目の前の美しい風景をゆったり眺めていると、明るかった空がだんだんと暗くなり、町や家々にともる明かりが山々に浮かび上がり、遠くに見える地平線に沈む夕陽が一つの線となった何とも言えない幻想的な風景でした。

これぞノスタルジックな町☆九份

とてもゆったりと気持ちのよい時間を過ごし、お店をあとにしました。
お店を出ると一転、町全体に提灯の明かりが灯され、別世界へいざなうようにその明かりはゆらめいていました。細く長い小道はどこまでも続いているようにさえ感じました。

とはいえ、ここは町。細い道にも、普通に運搬車が通ってきて、逆にびっくりしました笑。

帰りのバスは大混雑!!

たっぷり九份を楽しんだぞ♪満足!満足!さぁて帰ろうかな!

と行きと同じ「1062」のバス停に向かうと、そこは長長長長長長~蛇の列っ!!!というかどこまで並んでいるの?とわからなくなるほどの大混雑。
ツアーのバスやタクシーで溢れかえっているため、所定の停留所にまでたどり着けないバスが、だいぶ手前でドアを開けるので、並んでいる列を無視して乗ってしまう乗客がわんさか!!

これは乗れない・・・乗れても何台バスを見送るのか、台北に戻ったら何時になってしまうかな?と思い、バス争奪戦は諦め、今回はタクシーで帰ることにしました

タクシーで快適に帰ると旅の余韻に浸れます

帰りのタクシーも並んでいましたが、うまいこと4人であいのりできたので相場の250元でした。台北発より高いのは「九份価格」ということで納得。ゆったりのシートで快適に、そしてノンストップで早く台北まで帰ってこれました!タクシードライバーさんや相乗りの方ともお話しをして和気あいあいな雰囲気で、「旅」の醍醐味も味わうことができました♪

終わりに

いかがでしたでしょうか?九份の旅を少しでも感じて頂けたら嬉しいです。
ここではお伝えしきれませんでしたが、他にも面白いお店、おいしい食べ物やお茶なども数多くあります。九份で1泊できるお宿もあるので、旅のスケジュールに組み込んでもまた素敵ですね♪
九份の幻想的な世界や美しさをぜひ体感していただきたいです!!
九份の旅を計画されている方のご参考にしていただけたら幸いです。

ブルックリンのオシャレな雑貨屋さん巡り

オシャレのメッカ、ブルックリンのファッション雑貨屋をまわってみよう

ニューヨークのブルックリンは広いですよね!マンハッタンから地下鉄で十数分で来れるため、一見近く感じてしまいます。とはいえ、ブルックリンのどこかで適当に駅を降りればわかると思いますが、広大です。立ち寄るお店のオーナーの方々にもブルックリンは歩くの疲れるでしょうとよく言われます。まさにその通りで疲れます。

さて、そんな疲労困憊必須のブルックリンですが、当然ながらおしゃれなお店がひしめき合う街です★ブルックリンにはファッション、雑貨からカフェまで実にオシャレなお店が多く大変勉強になります。

今回はブルックリンにあるオシャレな雑貨屋さんをご紹介します。是非ブルックリンに行った際はブルックリン・ローカルなお店でインスパイアされてきてください☆

さてこちらの地図はマンハッタンとブルックリンを対象に名の知れた雑貨屋からフラッとみつけた粋なお店まで含めて素敵なアパレル・ファッション雑貨からデザインプロダクトまで扱うお店をプロットしたものです。今回はブルックリンシリーズをお届けします☆

カフェ&雑貨:REGULAR VISITORS

THEオシャレです。洗練されてるなぁと思わずにいられないお店です。カフェ兼雑貨屋でモダンでシンプルな雑貨が厳選セレクトされていました。日本のシンプルなデザインプロダクト(ステーショナリー)も一部販売されていました。ここで毎日朝カフェしてから仕事に向かう、そんな素敵なライフスタイルを想起させるオシャオシャなお店です。

Regular Visitors
https://www.regularvisitors.com
149 Smith St. Brooklyn, NY 11201.

メンズ雑貨:modern anthology

男達がこだわるであろうアイテムを、独自の視点でセレクトしている良い意味で癖のあるメンズ向けのセレクトショップです☆行けば分かります。ここは今後も継続的にウォッチしたい独自の世界観を持ったお店ですね☆メンズには圧倒的にお勧めです!私が訪問した店舗は68Jay St.のお店ですが、是非Smith St.にも足を運んでみてください☆

Modern Anthology
https://modernanthology.com/
68 Jay Street, Brooklyn
123 Smith Street, Brooklyn

雑貨&家具 A&G merch

ブルックリンオシャレだなぁと思わず感嘆してしまうオレンジのフラッグとレンガ調の外観が素敵なお店です。お店は家具と雑貨がメインで、雑貨はデザインが動物系のモノが多い印象でした。動物系もかわいい動物ではなく、クラシックなテイストでの雑貨が多く動物シリーズ好きな私には何度も立ち止まり物色してしまいました☆動物シリーズの雑貨を求めている人にお勧めですね★

A&G merch
https://aandgmerch.com/
111 N 6th St, Brooklyn, NY 11211

雑貨&アパレル Front General Store

ダンボエリアにあるアパレルから雑貨まで幅広く取り扱うセレクトショップです★古着なのかなと思う商品も一部あった記憶があります☆ここは日本人の方が運営しているのかスタッフの女性の方々はみな日本人でした。色々なローカルな話を教えてくれるかもしれませんね!ダンボに立ち寄った際には一度足を運んでみてはいかがでしょう☆

Front General Store
http://www.frontgeneralstore.com
143 front street brooklyn NY 11201

雑貨 Collyer’s Mansion

現地で人気のお店です☆セレクトショップのみならず自分たちで商品をデザインしており、オーナーの女性の方はとてもフレンドリーです☆商品を見に来るお客さんとは顔見知りも多いようでファンをがっちりと獲得していることが店内にいてよくわかります☆本当に多くのお客さんがきており、ひとつの理想形のお店だと思いました☆是非オーナーに挨拶に話しかけてみてください、素敵な笑顔で色々とお話をしてくれますよ☆

Collyer’s Mansion
https://shopthemansion.com
179 Atlantic Avenue
Brooklyn, NY 11201

雑貨 sprout home

テーブルウェアを幅広く取り扱うセレクトショップです★日本の商品も一部販売されており、ウェブサイトに載っていない商品がお店では多数見ることできます☆キッチン/テーブルウェア好きな方にお勧めショップです☆尚、Sprout Homeはブルックリンにもう1店舗あります。もうひとつはガーデニング関係なので街がないようにお気を付けください☆

Sprout Home
https://sprouthome.com
44 Grand Street
Brooklyn, NY 11249

雑貨 Leif

テーブルウェアよりの雑貨がセレクトされたショップです★外観はブルックリンの多くの店がそうであるよにこじんまりとした趣ですが、店内はシンプルでモダンなテーブルウェアが似合う素敵な空間です。テーブルウェアで何か欲しいという人はお勧めです★

LEIF https://www.leifshop.com/
williamsburg, brooklyn
99 grand street
brooklyn, NY 11249

アンティーク系:Sterling Place

こちらのお店はアンティーク家具が連なるストリートにあるお店です。このアンティーク家具ショップはどこも賑わっていてブルックリンらしさが垣間見れます。2店舗ありますが、私が訪問した店舗はアトランティックアベニューにあるお店です。

Sterling Place
http://www.sterlingplace.com/
363 Atlantic Avenue
Brooklyn, NY 11217

アンティーク系:Greenhouse & Co

同じ通り沿いにある同じアンティークのお店です。同じアンティークでありながらもテイストが異なる点がバイヤーの目利き力のユニークネスを感じさせますね☆見ての通り椅子が色々と品揃え豊富でした★

Greenhouse & Co
http://www.greenhouseandcompany.com/
387 ATLANTIC AVENUE
Brooklyn, NY 11217

アンティーク系:CITY foundry

またまた同じ通り沿いにある同じアンティークのお店です。個人的にはここのお店が一番見ていて面白いと思いました。インダストリーなアンティークが充実していて面白いなぁとみていて飽きなかったです★

City Foundry
https://www.cityfoundry.com/
365 & 367 Atlantic Ave
Brooklyn, NY 11217

アンティーク系:collier west

アンティークに限らず様々な取り扱いがあります。腕時計といった小物からテーブル・キッチンウェアまで幅広い商品ラインアップが多くのお客さんを惹きつけている素敵なお店です★

Collier West
https://collierwest.com/
375 – 377a Atlantic Avenue
Brooklyn, NY 11217

カジュアル雑貨:Exit9 gift emporium

いわゆるカジュアル系な雑貨屋です。日本でいうヴィレッジヴァンガードやロフトのカジュアルフロアのイメージにも近いです。私が好きなモダンなお店ではないですが、カジュアルな雑貨が好きな人には良いかもしれませんね☆こちらはマンハッタンにも店舗があるのでブルックリンと比べるとマンハッタンはテイストが異なるかもしれませんね☆

Exit9 Gift Emporium
http://www.shopexit9.com/
127 Smith St, Brooklyn, NY 11201

おわりに

さてブルックリンの雑貨の旅はいかがでしたでしょうか??ブルックリンはダイエットにも最適です、という位に広大なので疲れますが、行くお店それぞれに個性があり楽しみがあります。今回は一部をピックアップしただけであり他にも多くの良いお店があります。またThe Primary Essentialsのようにマンハッタンにもお店を構える店舗もあります。次回のマンハッタン編でご紹介したいと思います。是非ブルックリンに旅行を計画している方はご参考にしていただければ幸いです。

雨の日はお家が楽しいティーサロン

カンカン照りが続いて暑くて暑くて溶けてしまいそうな7月に対して、8月に入ってからは雨の日が続いていますね。雨の日って、髪が広がってうまくまとまらなかったり、濡れてもいいバッグに変えて傘も持って、、、とお出かけするのにも、いつもよりちょっと面倒だったりしますよね。どんよりお天気につられて、気持ちまでも何だかどんよりしてしまうなんてことありませんか?
 
気乗りしないそんな日は、無理して外出せずに、お家でゆっくり過ごすのもいいですよね♪
普段忙しくて出来ないことや、後回しにしていたことをするのもいい過ごし方です。
『雨の日だからこそお家時間を優雅にする』
そんなコンセプトをもって、デザフリではこちらの素敵なティータオルをご紹介です✩︎⡱

みなさん、ティータオルってご存知ですか?
ティータオルは紅茶の国ーイギリスが発祥の地で、ヴィクトリア時代に、紅茶が冷めないようにティーポットを包んだり、お茶菓子を食べる際にテーブルに敷くために考案された万能なタオルなんです!
いつもと違ったキッチンアイテム1つ取り入れるだけで、日常から遠のいた気持ちになりますよね。
『ティータオルで紅茶ポットを包んで、ゆったり本を読みながら過ごす』
まるでお家がティーサロンになった感じで、心も体もリフレッシュできる素敵な時間を今日から過ごしてみませんか?

可動式レトロなショップ向け什器

いよいよ8月に入りました☆今日も午後から激しく雨が降りましたが、デザフリは今日も一日素敵な出会いがありました。モノをあまり持たないから小さなハンドバッグを探しているという若い方もお見えになり、ミニマムなライフスタイルは確かに着々と浸透してきているのかなと思いました。そして、特に興味深かったのはベルギー在住のイタリア人女性が防水バッグを探していると来店されたのですが、ベルギーのブリュッセルではどうやら夏がほとんどなく、しかも雨ばっかりのようでバッグは防水が必須とのことでした。エスパドリーユをみながらbeatiful、beautifulといいながらも、夏とは無縁だから残念ね、と笑いながら仰っていました。こうして見ず知らずの人とお話ができるというのは小売店ならではの醍醐味ですね。

さて、本題ですが実は当店では実際にお店で使用している什器も販売しています。今回特にご来店されるお客様から評価の高い什器をご紹介します。こちらです!

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フランスに買い付けに行った際の猫

バイヤーとして海外に買い付けに行くと実に様々な出来事に遭遇します。この写真はそんな心安らぐ出来事でした。以前フランスのパリに買い付けに行った際に、朝食を食べにオペラ座(ガルニエ宮)の近くにあるカフェに入った時の一枚です。いたんですねぇ、猫が。クロワッサンを見張っていました。

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